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『ヘイガイズ アァユゥレディ！？』
プレゼントマイクから決勝の合図がなされる。ボロクソな紹介が終わる直前に席に着いたAは、姉に横目で心配を訴えられたが大丈夫と笑ってみせた。
『レディィィィイイイ START！！！』
さあ、火種は落とされた。どんな戦い方になるのか＿＿＿
ミサキ｢……ちょ、なんで何もせんの？始まったで？｣
｢緑谷くん、うまいこと乗せられてしまったみたい｣
普通教科の授業を受け持つAは、全員はまだ一致しないが、担当クラスの生徒の顔から名前+個性をできる限り覚えるようにしている。
普通科はヒーロー科みたいにポンポン個性を晒さない。だが、妙なイタズラを避けるために厄介そうな子は個人的にピックアップしてまとめていた。
その中に、彼＿＿心操人使＿＿も含まれていた。
ミサキ｢……なんて個性よ、一時停止とか？｣
｢『洗脳』。相手に催眠をかけるためには、そいつと一言でも会話をすること。反応してしまえば洗脳完了。｣
ミサキ｢うはぁ。そら災難やわ、緑島くん｣
｢いや、緑谷くん、な｣
13号｢これは、勝負あり。でしょうか｣
｢……そうなりそう、ですけど｣
なにか、ミラクルでも起きないか。
と願う自分もいる。それと、普通科から決勝まで登りつめた心操くんにさらに進め、ともおもう。
ﾀﾞｱｱｱｱｱﾝ!
衝撃音。爆発ではない、何かものすごい音が会場に響いた。
その音源は＿＿＿
｢みどり、や？｣
『緑谷！！とどまったああ！！？』
空気がガラリと変わった。観客は湧いた。彼らもミラクルを待っていたのだ。
対して、個性を破られた心操は動揺している。もう一度洗脳せんと話しかけているが、それに緑谷が答えることは無い。
心操｢ゆび……で…りょくか………らやましいよ｣
微かに聞こえる、心操の声。
心操｢俺は…遅れちまったよ。めぐまれた人間にはわかんないだろ｣
その声は、次第に叫びに。
心操｢誂え向きの個性にうまれて、望む場所へ行けるヤツらにはよ！！｣
その言葉に、胸を締め付けられる。
私も、同じ気持ちを持っていた。
姉の個性に何度も嫉妬した。母のようなヒーローになりたい私と、父のようなデザイナーになりたい姉。
それならいっそ交換してくれと、何度願ったことか。
殴り、押し合い、投げ飛ばし。
1回戦は、緑谷くんが勝ち取った。
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夜月ライ→みなみ(プロフ) - ○○○っとさん» すみません、コメント見逃していました…！！ありがとうございました！ (2018年8月10日 7時) (
レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
○○○っと - 夜月ライ→みなみさん» 続編おめでとうございます！！！そういえば夜月さん、他の作品のコメント欄(？)に質問が書かれていましたよ？その人の為に早めに返信した方がいいと思いますよ？(変なこといいすみません。) (2018年8月10日 3時) (レス) id: fd12d3a52b (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - 、さん» すみません、ありがとうございます (2018年7月31日 10時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月31日 8時) (レス) id: 1c5ab62e67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月 来-ﾔﾂﾞｷ ﾗｲ- | 作成日時：2018年7月31日 8時
