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信之｢なるほど。そちらの要件、お伺いした。武田も、あなたのような財力のある土地と同盟を結ぶことに抵抗はない。戦力も充分にあるため、そちらの領土を守ることも出来るだろう。｣
白萩｢では、前向きに検討していただけるのだな。｣
信之｢はい、すぐ武田に話を通そう。｣
1時間ほどじっくり話し込み、同盟の話は終わったようだ。
上で飛び交う容赦ない難解な単語はAの小さな頭をぐちゃぐちゃにするのは容易いことであった。
信之｢では、次の……すみません、少し休憩致しましょう。菓子を持ってこさせます。少々お待ちください。｣
信之が、ちらりとAの方を見た。そして、目をまわしていることを気遣い、小休憩をはさんでくれた。
博幸｢ありがとうございます。助かります。｣
博幸もそれに気づき、礼の言葉を言う。
｢あ、これ食べたいです｣
茶菓子が運ばれ、Aは真っ先に大福に手を伸ばす。
信之｢どうぞ、遠慮せず食べてくれ｣
にこやかに信之が返す。
一口食べると、おおきな苺がこし餡と生地に包まれ、豊かな甘みが口いっぱいにひろがった。
｢〜っ！｣
これを、『ほっぺたが落ちそう』なほど美味しい、というのだろう。母の手作りおはぎ以来の感覚だ。
顔がどんどん緩んでいく。情けない顔になっていても、この大福には誰も勝てないはずだ。
信之｢喜んで貰えたようでよかった。俺も、ここの大福好きなんだ。醤油餅も絶品なんだよ。｣
｢おもち…！｣
甘味の話に火がつきそうというところで、慌ただしく後ろの襖が開く。
家臣｢失礼します！信之様、厄魔が街外れの森にて暴走しています！只今、幸村様率いる50名で応戦中です。｣
信之｢なに！？っ昌豊に城を任せる、俺達も幸村に加勢するぞ！｣
家臣｢はっ！すぐ支度させます！｣
一気に城内が慌ただしくなった。白萩や博幸、裕一郎は事の進みが早すぎて、追いつけない様子だった。
信之｢白萩殿、鳥羽殿。急な戦支度で申し訳ない。厄魔が城下にまで迫る前に決着を付けてきます。城の指揮は別の家臣が執り行いますが、ここにいれば安全です。落ち着いて、お待ちください。｣
白萩｢ああ。無事で帰れ。この子の話がまだ着いとらんからな。｣
信之｢それで、申し訳ないのですが…厄魔と戦える者はそちらにもいらっしゃるのだろうか。｣
博幸｢僕のところの忍びは、厄魔との戦いに幾度か…｣
｢わたしも、戦えます｣
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こむ - もう更新はしないんですか、、、、 (2020年12月11日 17時) (
レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
柊夜蝶(プロフ) - とっても面白かったです!更新頑張ってください!応援してます (2020年3月4日 17時) (レス) id: 0d3412a237 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - 鈴蘭さん» 閲覧ありがとうございます！信春さん押し！？私もです！！まだ全然出てないけど、登場まで少しお待ちください…！！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - ゆーゆさん» コメントありがとうございます！昌豊さん推しですか！可愛いですよね！！まだまだ主ちゃんと遊んでもらうので見ててください！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - 理衣さん» ありがとうございます！亀更新で申し訳ないですが、飽きずに見ていただけると嬉しいです！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2018年1月15日 8時
