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｢……っあー、また間違えた。昌信、新しいのちょうだい｣
昌信｢別に最初から書き直さなくても、二線引いてとなりからまた書けばいいんだよ？｣
｢んーん、信之さんが帰ってきたらカンペキなの見せてびっくりさせるの！だから一個も間違えたくない！｣
いつになく熱心に取り組むAの姿を見て、昌信は目を丸くする。
あんなに嫌がっていたのに、信之が絡むと途端に素直になる。
まだまだ子供だなと思う反面、この切り替えがまた他のことに活きてくるならそれでもいいかと思えた。
｢…この字難しい……っあ、なんか違う…｣
悪戦苦闘している妹を、しっかりしつけてやらねば。
今、信之の代わりになれるのは昌信しかいないのたから。
女中｢昌信様、A様。昼食のご用意ができましたわ。｣
昌信｢わかった、今いくよ。じゃあA、それの続きはまた明日だね。また分からないことがあればいつでも聞くから。｣
｢…んー、もうちょっとしてからご飯食べる……｣
昌信｢それはダメ、ちゃんとみんなと一緒に食べなきゃ。｣
｢んにゃぁあーー！｣
机にしがみつくAを剥がして、そのまま抱っこして広間に向かう。
ペシペシと尻尾を顔に当ててくるので、脇腹をくすぐりやめさせた。
そうこうしているうちにすぐ広間についた。
｢…こそばすのは卑怯！！｣
昌信｢あれ、まだ足りない？｣
｢え、ちが、やめっっははっ！！！｣
じたばたしだしたところで降ろしてやる。そして、Aがさっきの信之の本を持ってきたことをここで初めて知る。
昌信｢あれ、それ持ってきたの？｣
｢うん、書いてる時にわからないとこないように、今のうちに探そうと思って｣
信春｢お、なんだなんだ。飯の時まで勉強とは、関心だな！｣
幸村｢えっ、あの文字書き嫌いなAが自ら勉強！？偉いぞーA！｣
｢きゃー！｣
後から来た信春と幸村。話を生きていたようで、二人してAをほめ、幸村に関しては抱きあげまでしている。
信玄｢こらこら幸村、褒めるのも甘やかすのもいいけどよ、飯の近くでバタバタするのは良くねえぞ｣
幸村｢あ、すみません信玄様。｣
信玄｢けど、信之がいないのに、勉強ちゃんと頑張れてるんだな。よし！あとでおやつを増やしてやろう｣
｢ホントに！？やったー！！｣
幸村がAをおろすと、信玄はわしわしと頭を撫でてくれた。お菓子も貰えるなんて一石二鳥だ。
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こむ - もう更新はしないんですか、、、、 (2020年12月11日 17時) (
レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
柊夜蝶(プロフ) - とっても面白かったです!更新頑張ってください!応援してます (2020年3月4日 17時) (レス) id: 0d3412a237 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - 鈴蘭さん» 閲覧ありがとうございます！信春さん押し！？私もです！！まだ全然出てないけど、登場まで少しお待ちください…！！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - ゆーゆさん» コメントありがとうございます！昌豊さん推しですか！可愛いですよね！！まだまだ主ちゃんと遊んでもらうので見ててください！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - 理衣さん» ありがとうございます！亀更新で申し訳ないですが、飽きずに見ていただけると嬉しいです！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2018年1月15日 8時
