創作章 第２章 ページ1
白萩｢ならば仕方あるまい！早速遠征の準備をさせよう。折り返しの書状など待っては居れぬ。否といえば他軍に向かえば良いこと。何処の軍が交渉相手であれ、怯むでないぞ。｣
博幸｢ありがとうございます…！｣
数日して、武田から折り返しの書状が届いた。『直接、会って話がしたい』という内容で、本格的な準備がなされた。
そして、出発の日。明朝早くにAや鳥羽たちは白萩の屋敷に呼ばれた。
白萩｢そなたか。人狼の小娘というのは。我が直々に可愛がっても良いのだが、人狼の扱いは分からん。お前と同じ族の元に連れてってやるから、大人しくしていなさい。｣
｢.........｣
白萩｢なんだ、愛想がないな。ほれ、笑って見せろ｣
笑おうとしないAに手を伸ばす。そこへ割って入った博幸。
博幸｢白萩殿。少しよろしいですか｣
白萩｢....なんだ。｣
博幸｢向こうも、総大将が直に話に出てくるかは定かではありません。そのため、白萩殿の隣に私とこの子を同席させていただきたい。｣
白萩｢...まあ、我は金あれど交渉の術はからきしだからな。その事についてはお前の好きにしたらいい。｣
博幸｢では、そういうことで。さあお嬢さん、君の馬は向こうだ。裕一郎も待ってる｣
｢お、お屋敷にお屋敷が乗ってる…！？｣
裕一郎｢お城だよ、みたことないの？｣
｢家の周りの山で遊ぶくらいしかしないから…城下町まで行ったことない…！｣
武田領にはいり、最短の進路で城に向かう。城下町に差し掛かり、ほとんど初めてと言える見たことのない景色に、子供たちは目を奪われた。
裕一郎｢あ、あれ！もしかして甘味屋かな！そこにも茶屋がある！！｣
｢あのお着物、どうやって染めるんだろ…！綺麗！｣
白萩｢子供らは、城下町だけで大喜びだな。｣
博幸｢…躾がなっておらず、お恥ずかしいです｣
白萩｢いや、まだまだ子供なんだ。あれくらいはしゃいでいた方がらしいだろう。｣
優しげな笑みを浮かべる二人だが、これから武田に彼女を引き取って貰うように交渉することは忘れてはいない。当の本人は分からないが。
白萩｢寂しいか？今からでも引き返して、自分の息子の許嫁にしても良いぞ？｣
博幸｢いえ、それは考えませんでした…。それに、私は一度、彼等に嘘をついている。これ以上子供に嘘はつきたくないです。｣
白萩｢…そうか。なら、そんな顔するな。もう城につく。商人に戻れ。｣
博幸｢…はい。｣
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こむ - もう更新はしないんですか、、、、 (2020年12月11日 17時) (
レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
柊夜蝶(プロフ) - とっても面白かったです!更新頑張ってください!応援してます (2020年3月4日 17時) (レス) id: 0d3412a237 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - 鈴蘭さん» 閲覧ありがとうございます！信春さん押し！？私もです！！まだ全然出てないけど、登場まで少しお待ちください…！！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - ゆーゆさん» コメントありがとうございます！昌豊さん推しですか！可愛いですよね！！まだまだ主ちゃんと遊んでもらうので見ててください！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ライ→みなみ(プロフ) - 理衣さん» ありがとうございます！亀更新で申し訳ないですが、飽きずに見ていただけると嬉しいです！ (2018年5月27日 9時) (レス) id: 7df48d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2018年1月15日 8時
