私の年上王子様 (ページ37)

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私は部屋に戻ってきて落ち着いた。

A「マサイくんごめんなさい。」

マサイ「Aが謝ることじゃないよ。俺の方こそごめんな。強く言いすぎた。」

A「私、頑張ってたつもりだけど、まだまだだったんだよね…。」

マサイ「そんなことない。Aは十分頑張ってるよ。俺ならできないもん。」

A「ありがとう」

マサイ「でもさ、後もう少し。もう少し一緒に頑張らない？」

A「マサイくんと一緒に頑張りたい。」

マサイ「よかった。ありがとうA。」

A「こちらこそいつもありがとう。」

マサイくんと仲直りできて、また頑張ろうと思えた。

夜寝る前のマサイくんとのまったりタイム。

A「マサイくん。お願いがある。」

マサイ「ん？どうした？」

A「あのね。今度もときくんと施設に行ってきてもいいかな？」

マサイ「いいけど…、どうして？」

A「私よく夢を見るの。女の人が私に何か言っているの。表情からして怒ってるんだと思う。一回ならまだしも何度も同じ夢を見る。何か引っかかるんだ。自分の過去に何があったのかすごく気になる。」

マサイ「だから話を聞きに行きたいのか。うん。行ってきな。モトキには俺からも頼むから。」

A「ありがとう。」

マサイ「よし、今日は遅くなっちゃったし寝ようか。」

初めてのマサイくんとの喧嘩。
初めての好きな人との喧嘩。

ちょっぴり嬉しかった。
これをきっかけにお互いをよく知ることができた。