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#34 ページ34
マサイくんとの生活にも慣れてきた。
毎週日曜日の夜は2人で言葉の練習をすることになっている。
今日はその日曜日。
マサイ「A〜練習するよ〜」
A「はーい」
マサイ「よし。今日はこれ読んでみよう。」
A「ど う き う せ い な な に ん ぐ み ふ、ふ、ふ？」
マサイ「難しいよな笑まず最初は、ど う きゅ う せ い」
A「ど う き ゆ う せ い」
マサイ「どうきゅうせい。きゅだよ。」
A「ど う きゅ う せ い」
マサイ「そうそう！上手！できたね。よし。次はふぃ」
A「ふ…。」
今まで順調にリハビリは進んでいた。
こんにもうまく出来ないのは初めてだ。
出来ないことが悔しくて、マサイくんが一生懸命教えてくれているのに申し訳なくて、自分にイライラした。
涙が止まらなくて。気がついたら
A「もう嫌だ！」
そう叫んでいた。
マサイ「Aはよく出来てるよ。もう少し頑張ろう。」
A「なんで私なの？もう少し頑張ろうってなに？私はもう十分頑張ったよ。」
マサイ「なんでそんなこと言うんだよ。だったらもう勝手にしろよ。」
マサイくんの言葉を聞いて私は家を飛び出した…。
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作者名：yui | 作成日時：2020年7月27日 19時
