ダチュラの花 (ページ5)

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2年になってもう1ヶ月ほどが経った。

田島くんを最初の頃は警戒していたが今のところ特に何もない。

私は今年も学級委員長にすることになった。

先生からのぱしり係とも言われることが多い。

だが学級委員長の分、先生に頼られる機会が多い。

そのため成績が内申も良くなりやすいところでもある。

そして今日の放課後、私は先生に呼び出されていた。

必要書類の提出だ。前もって準備していたから何もしなくてよい。

先生「お!さすが小鳥遊だな。」

『いえいえ。そんなことありませんよ。』

そこから雑談をする先生。

‥‥どうでもいいからはやく終わらないかな。

先生「‥あ!そういえば仕事をお願いしてもいいか?」

『はい。何の仕事ですか?』

先生「これを田島と許に渡してほしいんだ。」

『田島くんと許くんに‥ですか‥』

先生「2人ともダンス部の集まりで遅れたことがあっただろう⁇渡しそびれてしまったんだ。」

『‥はい‼分かりました。この時間なら多分ダンス部の方にいますよね。』

先生「あぁ。よろしく頼むな。」

頼まれたはいいけど許くんはともかく田島くん‥‥

‥‥渡しにくい。

はぁ‥‥ダンス部に行くのもどこか嫌だ。

そう思っていたらとある女の人が目に入った。

‥‥あれってダンス部のTシャツだ。

マネージャーか。聞いたことある。ダンス部に1人だけいるマネージャーの人。

あの人に頼もう‥‥‥

『あのすいません。」

?「ん?何?」

『私2年3組の小鳥遊Aと言います。これ許くんと田島くんに渡さなきゃなんですけど‥』

?「あーそっか。あの2人は3組だったわね。」

『はい。あのこれ2人に‥「じゃあ付いてきて!」‥え?』

腕を掴まれてグングンと歩いていく多分先輩らしきマネージャー。

‥‥やばい。渡してもらうはずだったのに‥‥。

?「丁度良いタイミングね。今休憩中なのよ。」

『は、はぁ‥‥‥』

ダンス部の練習場の前に来て躊躇なくドアを開ける先
輩。

?「たじ!フェンファン‼お客さんだよー‼」

将「え⁇‥‥あ!小鳥遊さんだぁ。」

あぁ。会いたくなかったのに。