拳が12つ ページ12
『はいおかえり。反抗期は朝飯食べてから再開してね』
見事エースを受け止めることに成功したゆいは、そのまま肩にエースを担ぎあげると反対の手でルフィの手を引き小屋へと踵を返し始める
「ねーちゃん石投げんのうめぇな!!あれどうやるんだ?今度俺にも教えてくれよ」
『教えるも何も、嫌いな奴の顔思い浮かべて投げれば当たるからやってみ。わたし的にはクソジジイがオススメどころ』
「んな事じいちゃんにバレたら殺されるぞ?」
『ハハッ違いねぇ。でも平気、バレなきゃいいだけの話』
「こんな世の中だし上手くわたっていかなきゃね」聞こえるか聞こえないかの声で囁かれた言葉にルフィはふと顔を上げる
木の影に隠れたゆいの表情は見えなかったが、なぜだか少し。ルフィの幼い瞳には悲しそうに映った
.
ルフィが来て3ヶ月がたった頃、その日は特に暑い日でゆいはエースに引っ張られ森の北へ北へと向かっていた
「待ってくれよ!!エース!!姉ちゃん!!」
セミの鳴き声に紛れてすぐ後ろから聞こえる義理の弟の声に、チラチラ気にする素振りを見せるとエースはさらにゆいの手を強く引く
『ちょっとは待ってあげなよエース。可愛い弟が頑張ってんだろ』
「気色わりーこと言うんじゃねぇよ。あんな泣き虫が兄弟なんて死んでもゴメンだ」
毎日毎日、ゆいとエースの後を追い続けるルフィはこの3ヶ月ちゃんと追いつけた事がない
最も。ゆいは小屋に残りルフィの面倒を見てやりたいのだが、強制的にエースに連れてこられるためそれは無理に等しかった
「ﾁｯ……しつけーんだよ!!着いてくんないい加減殺すぞ!?」
最近いつにも増して追跡のしつこさが粘っこくなったルフィにイラついているのかエースは走りながら怒鳴りつけた
「じゃぁ一緒にいていいんだな!?ありがとう!!」
「なんでそうなるんだよ!!着いてくんなって言ってんだろ馬鹿かテメェは!!」
「殺されなきゃ一緒にいていいんだろ?オレ頑張るから友達になってくれよ兄ちゃん!!」
「どっちかにしろ!!ていうか兄貴も友達もお断りだ思考回路狂ってんのかお前!!」
続く (更新停止中)
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星猫 - そうですか。一緒に合作しませんか？もちろん、貴方の知ってるアニメで。 (2021年4月5日 18時) (
レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
爆音小僧(プロフ) - 星猫さん» すみません、ドラゴンボールもよくわからないです(T ^ T) (2021年4月5日 18時) (レス) id: 94fcd95241 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 高評価しました！一緒に合作しませんか？ドラゴンボールは知ってます？ (2021年4月5日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爆音小僧 | 作成日時：2021年4月4日 18時
