拳11つ ページ11
もし俺が、好きだとゆいにいったらアイツはいったいどんな顔をするだろうか
多分「ありがとう」とか何とか言ってはぐらかすのだろう。
だって、ゆいは俺の事をただの弟としてしか見ていない。出会ったあの日から今まで、男として見てくれたことなんてない
5年間隣に居続けて出た結論にエースは心底嫌気がさした
『エース!!朝ごはん冷めちゃうから早く帰ってこいよ馬鹿野郎!!』
声のした方に視線をやると想い人がルフィと共に大木の下に立っていた
どうやってルフィを見つけ出したのか知らないが、数分前に吹っ飛ばしたルフィは何故か無傷に近い状態でゆいの細長いにしがみついている
「その小猿が死んだら帰る」
殺す勢いでルフィを睨みつけると「その前に私がお前を殺すぞ」とゆいに言われエースは苦虫潰したような顔になった
「だから…何でそのクソ野郎にはそんな甘いんだよ!!俺の事は殺そうとしたくせに!!」
『うっさいわね!!その後ちゃんと優しく稽古でもなんでも付き合ってやったでしょ!!飯も毎日作ってやったし!!』
「俺はその前の話してんだろ!!」
『当たり前だ観察力皆無か!!素直さが天と地の差なのわかんねーの!?』
ルフィを指さすゆいの視線が真っ直ぐにぶつかってきてエースは堪らず「わかってたまるか!!バカはテメェだ!!」と叫ぶ
「……アイツなんであんなに怒ってんだ?」
純粋な眼差しでエースを見上げていたルフィはそうゆいに聞く
『少年にしかわからないプライドがあるんじゃねーの?一応お前より先にここにいた訳だし』
「オレ別に来たくてここに来たわけじゃねーぞ?」
『へー奇遇じゃん。私もクソジジイに無理やり連れてこられた』
「てことで私も孫らしくアイツを無理やり連れて帰るとしようかな」ゆいはルフィを足から引き剥がすと、そう言って近くにあった小石を拾い上げる
握り拳より一回り小さいそれを握り締めると、問答無用で勢いよく腕を振りかざした
「ｯ!?おいｯちょっと待………ｯイデェ!!」
ゴンｯという鈍い音と共にエースの額に石が命中すると、フラフラとしばらくふらついてそのままゆいの元へと落下した
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星猫 - そうですか。一緒に合作しませんか？もちろん、貴方の知ってるアニメで。 (2021年4月5日 18時) (
レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
爆音小僧(プロフ) - 星猫さん» すみません、ドラゴンボールもよくわからないです(T ^ T) (2021年4月5日 18時) (レス) id: 94fcd95241 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 高評価しました！一緒に合作しませんか？ドラゴンボールは知ってます？ (2021年4月5日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爆音小僧 | 作成日時：2021年4月4日 18時
