楽屋 ページ4
正門side
正門｢おはようございまーす｣
どうも、正門です。
楽屋に入って一番最初に目に入ったのは椅子の上で丸くなりながら寝てる猫耳パーカー。いや、Aくん
パーカーのフードを深くまでかぶり、謎なアイマスクをして、イヤホンつけて、椅子の背もたれに全体重を預けて首落ちるんちゃう？って姿がAくんの昼寝スタイル。
身体痛ならんのかな、
衣装に着替えてギターをいじってればすぐにみんな揃ってだいぶ騒がしい
まだ寝るんや、
てか、よぉ寝れるなぁ、
スタッフさんからクレーム来るちゃう？ってぐらい騒がしいのに
なんて思いながら見てたらリチャくんがAくんのフードを剥いだ
リチャ｢おい、そろそろ衣装に着替え〜｣
｢……もう、じかん、？｣
リチャ｢おん、時間や｣
｢…わかったー、｣
モゾモゾと動き出したのはええんやけど、びーーっくりするぐらいゆっくり
パーカーとインナー脱いで、上半身裸の状態でため息
正門｢どうしたんすか｣
｢…つかれた｣
正門｢あー、そうなんすか、｣
ぼーっとしとるって言うよりもう完全に無な顔で動かんくなってもうた
どこ見とるんやろ、
誠也｢お前いつまで裸でおんねん！！風邪ひくぞ！｣
｢末澤うるさい｣
誠也｢はよ着替えんからやろ！！｣
大晴｢うわ、Aくん結構ええ身体しとる、｣
小島｢ほんまやん、こんなやる気なさそうやのに｣
晶哉｢え、なんかトレーニングとかしてるんすか｣
｢…うるさ｣
一気に年下たちに絡まれてこれ以上このまんまでおるとめんどい事になると思ったのか、またゆっくりと着替えを再開しだした
10分近く時間を掛けて上下共に着替え終わると、椅子に戻って今度は机につっぷした
正門｢…アメ、食べます？｣
｢…たべる｣
個包装の中からアメを取り出して渡そうとすると、顔を俺の方に向けて口を開けてた
正門｢え、？｣
｢あー｣
正門｢あ、入れればええんすね｣
Aくんの口の中に入れれば｢おおきに、｣と呟いてまた机につっぷして寝てしもた
リチャ｢正門甘やかしすぎちゃう？｣
正門｢なんか、つい｣
末澤｢やれば出来るんやから甘やかさんでええよ｣
正門｢あ、はい、｣
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作者名：焼きおにぎり | 作成日時：2020年3月31日 16時
