マネージャーとアルコール ページ35
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『いっった！！！！』
碧海「うるさ」
『冷た』
碧海「消毒しみたん？」
『見てたんかよ』
練習室を出る前に、何も考えずにアルコール消毒を手に吹きかけてしまった。
昨日できた傷口へピリピリと沁み込んでくる液体に手を震わせる私を見て、後ろにいた碧海が呆れたように笑っている。
「今だけ社内の消毒全部ジェルにしてほしい…」とぼやくと碧海が「アルコール消毒ってこんなもんやろ」とアルコールを手に取った。
そのまま私の手にかけようとしたのをサッと避けると「やるやん」と笑う碧海。
やかましいわ。
翔也「碧海〜」
碧海「今日の時間決まった？」
翔也「19時で予約した！帰ってそのまま行けば間に合うよね？あ、Aも来る？」
『行かないかな。どっか行くの？』
碧海「行かへんなら教えんよなあ？翔也」
肩を組んで謎のドヤ顔を見せる2匹のうさぎ。
「まあいいけど。じゃあお疲れ〜」と練習室を去ろうとすると、「待って待って」と翔也に引き止められる。
行かないなら教えないんじゃないの。
腕を掴まれて、上目遣いの翔也のきゅるきゅるの目に見つめられる。
『……………どっか行くの？』
翔也「明日オフのメンバー誘って飲みに行くんだけどAも来ない？」
『私は明日仕事なんですが……？』
碧海「A酒強いから大丈夫やろ」
『無責任なこと言わないでよ』
一成「Aちゃん、僕も行くよ」
碧海の後ろから豆ちゃんがぴょこっと顔を出す。
「豆まだAと呑んだことないんだっけ？」「まだですね」「A帰るん？」「帰るの？」と目の前で繰り広げられる会話。
本当に早く帰って寝たいんだけど、正面にいるくりくりの柴犬の目にやられて折れてしまった。
汐恩「今日Aも来るん？」
『行くよ』
碧海「来るんかい」
一成「いっぱい飲もうねAちゃん」
『一種のアルハラだよそれは……だから私明日仕事だって』
ニコニコ笑顔で言う豆ちゃんに苦笑いしか返せない私も、弟を溺愛する10人のお兄ちゃんたちとなんら変わりない。
「行く」と言った私に、汐恩が「翔也〜、今日こそA潰そうや」となぜか嬉しそうにしている。
私明日仕事だってば。
……いや、仕事じゃなくてもやめてほしいけど。
でも、久しぶりのオフの前日に嬉しさが隠しきれていないメンバーたちにつられて私も笑ってしまう。
あと少し残った仕事を片すために練習室を後にした。
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てりたま。(プロフ) - みなとさん» コメントありがとうございます！作品を書いている方にそう言っていただけるのとても嬉しいです🥹🥹わーい！たくさん褒めていただいてありがとうございます！😸 ̖́- がんばりますっ✊🏻 (2022年11月15日 17時) (
レス) id: b911cab209 (このIDを非表示/違反報告)
てりたま。(プロフ) - なあちゃんさん» ありがとうございます！頑張ります〜〜！✊🏻 (2022年11月15日 17時) (レス) id: b911cab209 (このIDを非表示/違反報告)
みなと(プロフ) - 初めまして。通知のたびに楽しみに読ませていただいてます。今回の皆と絡みのあるお話、とても良いです！甘さばっちりです♡これからも更新楽しみにしています🥺 (2022年11月14日 23時) (レス) @page49 id: 0e21930147 (このIDを非表示/違反報告)
なあちゃん(プロフ) - てりたま。さん» ゆっくりてりたまさんのペースで大丈夫ですよー☺️💓楽しみにしてます💕 (2022年11月12日 10時) (レス) id: 017ea0e725 (このIDを非表示/違反報告)
てりたま。(プロフ) - なあちゃんさん» コメントありがとうございます！あ〜〜〜嬉しいです😭😭そのお言葉が更新の励みになります…🥹まだまだ亀更新は続きますが楽しんでもらえたら嬉しいですっ😚 (2022年11月10日 4時) (レス) id: b911cab209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てりたま。 | 作成日時：2022年4月17日 0時
