愛縁キエン (ページ1)

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『おじさんと甥っ子』kj ページ1

兄ちゃんからの突然の電話。

「はぃ？今なんて？」

『だから、俺の子がお前ん家で住むからよろしく』

「どう言うことやねん。兄ちゃん子供なんて居らんやろ？」

『って思っててんけどなぁ…突然あらわれて…ラウール言うからよろしく』

そう言うて電話はきれた…

はぁ？なに言うてるん！
いや…あの兄貴や…知らん間にデキててもおかしないなぁ…

そんなん思うてたらインターフォンが鳴った

「初めまして。ラウールです。向井康二さんですか？」

「はい！どうぞ」

エントランスを解除して、
数分で部屋のインターフォンが鳴った
玄関を開けると背の高いイケメンの少年が立ってた

「あの…突然すみません…でも…他に頼れるところが無くて…」

「謝らんでええよ。悪いんは兄貴やし。とりあえず入り」

「おじゃまします」

「そこ座ってて。お茶飲める？」

「はい。ありがとうございます」

さて…どうするかな…
一緒に住むんは良いねんけど…１LDKやし…

「どうぞ」

「いただきます」

とりあえず自己紹介か？名前しか知らんし…

「あの…ラウールくんはいくつ？」

「17才の高二です」

「高校生なん？そしたら学校行かな…
今までのところは行かれへんやろ？」

「えっと…もうここから通える所に編入しました…」

「あっそうなん？」

「勝手にすみません…」

「ええて。あ…まさか…荷物もこの後来る事になってるとか？」

「いえ…荷物はあれだけです」

人が一人くらい入りそうな大きさのキャリーケースが一つだけ…

「あの…向井さんは何のお仕事されてるんですか？」

「康二でええよ。おじさんとか言われんのもイヤやし。
仕事はなぁ、スタイリストかなぁ～
モデルしてる時もあるんやけどね」

「えっすごい！」

「はは。ありがとう。
ん～まぁ、知らん者同士が住むんやからストレスはあるやろうけど、
ラウールくんが一人で暮らせるようになるまで仲良くやってこな」

話してる感じは良い子そうやし
上手くやってけそうな気する