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ラルムに着いて早々に青キジの連絡先を手に入れた。てれれってれーん。
……なんて、
好きな人からすれば嬉しい収穫なのは分かる。分かるんだけれど、今じゃない感半端ない。
「……要らない…」
「コラコラ、心の声出てるから」
思わず声に出してしまった。
「例え要らない物でも、使える日が来るから取っておきなさい。オレの連絡先って貴重なのよ？」
「いや、そんな貴重なら渡さなくていいです」
返そうとするが、青キジは受け取ってくれない。
「な…名前も知らない人の連絡先なんて要りません！」
最終手段。知らない奴の連絡先なんて要らねぇよ作戦に出る。
……が、相手の方が
「オレの名前はクザン……これで知らない人じゃ無くなっただろ？お嬢ちゃん」
「ほぼ去り際に名前後出しするとか、卑怯〜！」
「……まぁ、アレだよ。忘れてただけだ」
そんな策士じゃなかった……。
いや、と言うかそもそも名乗るの忘れるとかどういう事よ。不法侵入した上に、名乗らないとか私じゃなかったら危なかったぞ？
まぁ、海軍本部の大将相手に攻撃するのは、ルフィ位だろうから大丈夫でしょ。
「そいじゃあ、まぁ……よっこらしょっと」
青キジは自転車に跨って島を出ようとしていた。
「え、この島に用があったんじゃ無いんですか？」
「……そんな事言ったっけ、オレ」
「いや、言ってないですけど」
てっきりこの島に用があるから乗っていたのだと思っていたのに、まさかの何の用もないときた。
何の為に乗ってたんだこの人
「あーアレよ。オレ、今日は散歩してたのよ」
散歩という名のサボりだ、絶対そうに決まってる。
直属の部下の人可哀想に……なんだっけ、オールハント・グラント大佐だっけ？
あのトサカ頭で、ルフィとゾロを足して２で割った様な見た目の人。
「そんな所にお嬢ちゃんが困ってたから助けてあげただけなのよ。オニーサン一応これでも海軍だから、人助けはしてあげないとね」
「ありがとう、ございました…？」
お礼が思わず疑問形になってしまったが、青キジはどう致しまして、と言った。
「……まぁ、そういう事だからお嬢ちゃん気を付けなさいよ」
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文ストオタクの一般人 - 成人済みなのに可愛いしかも強い、、、最高です！頑張ってください！ (2023年5月1日 0時) (
レス) @page30 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
鴨頭草(プロフ) - さくにょ＠テスト終了まで低浮上さん» さくにょ様初めまして鴨頭草と申します。コメントありがとうございます。また、フラグのご指摘ありがとうございます。これからも引き続き応援の程宜しくお願い致します。 (2022年9月25日 3時) (レス) id: 8e13672abc (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ＠テスト終了まで低浮上(プロフ) - オリ○ラたってますよ・・・！前作(前編)も読ませていただいていました！応援してます！！ (2022年9月24日 19時) (レス) id: b15bd042db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴨頭草 | 作成日時：2022年9月24日 13時
