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14.困惑 ページ14
混乱する信五とAに対し、
至って冷静な忠義は、
先程までに自分が掛けていた黒縁丸眼鏡を信五に手渡した。
忠義｢これ、掛けて下さい。
ほんで、Aと僕の間ら辺を見てもらえば分かると思います。｣
差し出された眼鏡を少し躊躇いがちに受け取った信五は、
忠義の言う通りに眼鏡を掛け、二人の間の空間を見つめた。
信五｢…え、何で……？
そんなとこ、さっきまで誰もおらへんかったやん…。｣
裕｢雛、一週間ぶりやな？｣
困惑する信五と苦笑いする裕。
そんな二人をAはただ傍観する事しか出来なかった。
忠義｢そこに居る横山くんは幽霊やねん。
この前、死んでもうたから。｣
焦るAを他所に、
忠義はこの状況を楽しんでいる様にも見えた。
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作者名：leaf。 | 作成日時：2016年8月11日 20時
