△25.決心 ページ25
〜Aside〜
丸ちゃんは見つめ合ったまま目をパチクリさせている。
私の答えがそんなに意外だったのか？
隆平｢ホンマにそれでええんですか？｣
A｢えっ？｣
ジッと私の心の奥を見透かすように真剣な眼差しで私を射抜く。
何でそんな事言うの。
折角決心したのに。
丸ちゃんを好きになっていこうって、
決心したのに。
そんな事言われたら折角固めた意志が簡単に揺らいでしまう。
このまま見つめていたら私の本心が彼にバレてしまいそうで、
見透かされないようにと、私はゆっくり目線を逸らした。
A｢うん……。｣
隆平｢ホンマに、
……本当にこれでいいんですか？｣
A｢…………、うん。｣
隆平｢ええ訳無いやないですか。
ホンマに良かったら、何で目線そらすんですか？
……何で、泣いてるんですか？｣
A｢泣いてなんか……。｣
ない。
そう続けたくて、証明したくて手を頬に当てると。
確かに手には水分が付着した。
言われてから気付いた。
目頭が熱くなっていて、
喉からは止まることなく嗚咽が漏れる。
隆平｢最初から知ってたんです。
Aさんが横山くんの事好きやったの。
でも、あの時は勝手に体が動いてて、
気付いたら二人の邪魔をしてた。
最初から二人の物語に入る隙なんて無かったのに、
脇役が出しゃばり過ぎて、
そのせいで最悪の結果を招いた。
好きな人を泣かせるなんて、
ホンマ、最っ悪や。｣
ドラマの中の俳優さんの様に、
台詞を語るような口調で喋る丸ちゃんは儚げで、
今にも消えてしまいそうだったけど、
どこか凛としていて綺麗に涙を零していた。
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Jade。(プロフ) - 青eightreさん» この先の展開は…、秘密です(笑)最近更新が遅れがちになってしまっていますが、頑張りたいと思います！応援ありがとうごさいます！ (2015年10月12日 8時) (
レス) id: 945b8b73b7 (このIDを非表示/違反報告)
青eightre(プロフ) - この後どうなっていくのか楽しみです(´∀｀)更新頑張って下さい!!!!応援してます(´∀｀*) (2015年10月10日 20時) (レス) id: b663833bea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：leaf。 | 作成日時：2015年9月13日 23時
