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＿＿. ページ34
翌日の夜。
いつものようにバーのカウンターに座る。
珍しく、彼女が居ない。
いつもは先に来て声を掛けなくても、
振り返って『忠義くん』と声を掛けてくるのに。
彼女にも遅刻くらいあるか。
そう思って先に一人で飲んでいた。
『忠義くん。』
彼女が現れたのは、待ち合わせから一時間後だった。
｢珍しいな、お前が遅刻なんて。｣
振り返って声を掛けると、
彼女の瞳は充血している様に見えた。
｢泣いたんか？｣
『…はぁーあ、何で忠義くんには分かっちゃうのかな。
やっぱり、女の子に慣れてるよね。』
隣に腰掛けた彼女は、
適わないなぁ、なんて言いながら腰掛けた。
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作者名：leaf。 | 作成日時：2017年2月19日 20時
