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case7.Johnny ページ31
これは俺が始末屋としても、
人間的にも未熟だった頃の話。
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『忠義くん。』
不安そうな顔で俺を見つめるのは、
五つ下の俺の恋人。
｢ん、どしたん？｣
『いや、最近会えてなかったからさ。
どうして今日は急に会えるようになったのかな、って。』
｢俺がお前と会いたくなるのに理由なんて要るん？｣
『そーやってまたオンナノコが喜ぶ様な事ばっかり言ってさ。
ほんっと、忠義くんって女の子に慣れてるよね。』
｢さぁーね。｣
『ほら、そうやってまた余裕だし。』
余裕なんかない。
こうやって言えば、オンナノコは俺に危害を加えないから。
良い顔さえしていれば何もされないから。
こんな風に接してしまうのは昔からの癖だった。
始末屋になってから、
女の子には滅多に会っていない。
それを彼女は分かっているのだろうか。
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作者名：leaf。 | 作成日時：2017年2月19日 20時
