霞柱に目をつけられていたみたいです。え、なんで？【時透無一郎】

同棲？聞いてない ページ19

『霞柱様、どこに行くつもりですか？』






時透「霞柱様っていうのやめてって言ったよね」






え、なんて言えば







『なんと呼べばいいんですか...』







時透「昨日呼んだでしょ」






時透「ちっちゃい頭で考えてよ」









え？酷くない？





毒舌増したね






やっぱり怒ってるよね






え、その矛先、私なの？


たんぽぽじゃなくて？








『無一郎さん』







霞柱様の足の動きがぴたっと止まる








時透「...やっぱりやめて」








理不尽n








『無一郎さん』






時透「やめて」




『むいちろーさん』





時透「ほんとにやめて」







『霞柱様』





時透「やめて？」









これが世の中の理不尽








『ていうかどこ向かってるんですか？』







時透「僕の屋敷」








『は？』








なんで？え？









『も、もう私に用はないでしょう？まだ何かあるんですか？』









時透「一緒に暮らすに決まってるでしょ？」









おや？聞き捨てならないぞ？






なんでジャンケンでパー出したらグーに勝つでしょ的なノリで言っちゃってんの








『ちょっと待ってください、聞いてないです』






時透「Aには別に不利益なことないでしょ？」


時透「実家は九州の方で親と離れて暮らしていて屋敷も持っていなくて、いつも宿か野宿してるでしょ？だから別にいいでしょ？僕にとっては利益しかないから誰も損をする事がない、だから成立するよね？やっぱりそのちっちゃくて可愛らしい頭じゃ考えれない？理解できないの？」




うん、色々貶すのやめて欲しい



それよりも




『すみません私の実家のことなんで知ってるんですか』






時透「...そりゃ知ってるでしょ」








知らない知らない


怖い怖いどうした時透無一郎








『私に人権は』




時透「あるよ」




時透「けど君も僕と一緒にいたいでしょ？」









自信たっぷりで言われると


否定できないんだな









時透「ていうかAが可愛すぎて忘れてたけど」





時透「僕怒ってたんだけど」





うわ思い出したんかよ






時透「屋敷に帰ったら覚悟しといて」







なんでこうなるかなぁぁぁ！！

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