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「華さん、今空から見てますか、」
空には数えられないほどの星が輝いていた。
その星の中に華さんがいるのなら
「空なんかに、いないで、...戻ってきてあげてください...」
戻ってきて、
もう一度、すばるって名前呼んであげて、...
もう一度、すばると一緒に居てあげてよ、
すばるのこと離さないであげて、
「そしたら、わたしっ、...」
諦められるから、
すばるはやっぱり華さんなんだね、って
きっぱりすばるの元からいなくなれるから。
もう一度だけ、戻ってきてっ...
華さんがすばるの元にいないから
だから、わたしはすばるの元を離れられないの。
どれだけ、すばるが華さんのことを想っていたって
華さんがそばにいなきゃ、
わたしはすばるから離れられない、
どれだけ、すばるが憎くても、
離れられないの...
だから、お願い、もう一度だけ、...
「はは、」
ばかだなぁ、
そんな願い、叶うわけがないでしょう、
...叶うわけがない、
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作者名：ふぅりん | 作成日時：2018年9月29日 19時
