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# 好印象な片割れ ページ8

「意外に真面目?」

「お前ほんまにウザイな」

「褒めてくれてありがとう」

「黙れや」

「おーい、そこうるさいぞ」

担任の視線に捕まる。

「「私 /俺 悪(く)ないです」」

沈黙が流れる。

「ハモってくんな」

「意図的ちゃうわ!!」

そんなこんなで朝の諸々が終わった。

「Aいる?」

聞こえてきた私の名前は教室扉前。

「いない」

「いるじゃん (笑)」

溜息をついて、私はそちらに向かって

歩いた。

「角名、何」

「お前角名とも知り合いなんか」

いつの間にか私の後ろに立っていた宮。

「不本意に」

「本人の前で言うことじゃないよね」

「君がAちゃんか?」

ひょこっと後ろから出てきたのは、

これまた見覚えある顔。

「君たち、人の名前聞く時は自分から

名乗る癖つけなさいよ」

「あれ、遠回しに俺宛?」

「遠回しじゃなくても君宛て」

昨日の事だぞ、と角名を睨みつける。

「怖」

「どーも。で、君は宮治?」

「せや。うちのアホが昨日は悪かったなぁ」

「お宅のアホには頭抱えてます」

「お前ほんまに俺をイラつかせる天才やな」

「君の事嫌いなんで」

「あれ、この感じは侑許して貰ったの?」

「んなわけあるか。部活時間限定です」

「Aちゃん優しいんやね」

にこにことしている宮治。

いちばん印象がいいんですが?

「お前ら双子見習えよ」

「うっさいわ!」

「なんで俺まで入ってんの」

「んで、なんの用?」

「連絡先聞こうかなと」

「なんで角名の連絡先追加しなきゃ

いけないわけ」

「面白そうだから」

「却下、さよなら」

「ちょっと?」

引き止める声をスルーして、私は

自席に戻る。

三人はわたしのほうを時々みながら

しばらくすると解散していた。

「お前ほんま読めへん奴やな」

「宮は馬鹿だもんね」

「あ?喧嘩売っとんか」

「反省時間なの忘れんな」

じろっとひと睨みしてから、私は前を向く。

なんだか、今日は朝から騒がしい。

# 放課後の輝き→←# 連絡先と調べもの



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翠恋依(プロフ) - 紗雪さん» 初めまして、こんにちは!そう言って頂き、嬉しさでいっぱいです。いい曲ですもんね、(笑)今後とも宜しく御願い致します!! (2月25日 17時) (レス) id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - こんにちは!もう侑がカッコ良すぎてヤバイです!!そしてユイカさんの『好きだから』って曲私も大好きです!! (2月24日 22時) (レス) @page42 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋依(プロフ) - 稲荷寿司さん» 再びコメントありがとう御座います!北さんの性格上、しっかりしてる子にはそれ相応の対応かなと書いていたらイケメンになりました、元の性格が良すぎて(( 内容最近少し不安だったのでそう言って頂けて安心致しました…!こちらこそ、御愛読感謝で御座います!! (2月24日 21時) (レス) @page41 id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷寿司 - うおぉぉぉ!!北さんが!!イケメンすぎます!!お話のテンポも良くて読みやすくもう何周もしてます!この作品産んでくださりまじでありがとうございます…(拝) (2月24日 19時) (レス) @page40 id: 4a29f8a2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 翠恋依さん» やっぱり天才です!! (2月24日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翠恋依 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/d21db535ba2/  
作成日時:2024年2月16日 0時

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