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# 突然の訪問者 ページ5

「あんたが天音さん?」

「先に名乗るのが筋ですよ」

「オッホホ w

俺は角名倫太郎 だよ」

「笑い方大丈夫です?」

「失礼だね」

放課後、不自然な … じゃなかった、

角名倫太郎という人物に声をかけられた。

ユニフォームを見て、部活がわかる。

「バレー部ですか」

「そうだよ」

「…… MB 」

「え、知ってんの?」

「まぁね」

言われたらわかる。

宮侑となかなかの頻度で一緒にいる人。

無気力そうに見えるけど、

冷静な判断ができるってとこかな。

バレー部なら、北さんからも話を聞く。

「そんで、なんの用?」

「侑が超不機嫌だから話聞いたら

昼休み面白いことあったんだってね。」

「宮ですか。私は知らないですよ、

彼奴が悪いんです。」

あと、全然面白くないです、と

付け足す。

「アイツ 、か 。

やっぱあんた、面白いね」

微笑みとはまた違う、少し意地の悪そうな

笑いを彼は表に出した。

「名前は?」

「教える必要ある?」

「一生あんた呼びになるけどいい?」

「……天音って呼びなさいよ」

「無理」

ここで押し問答するのは面倒すぎる。

私は面倒事と宮侑だけは嫌いなのだ。

「……A。」

「Aね、よろしく」

「私はよろしくするつもりない」

荷物を持って、横を通り過ぎる。

「A」

私は振り向いて足を止めた。

「何。」

「止まるんだ、律儀だね」

……此奴、相当ウザイ。

私は今度こそ歩き出した。

すると彼はそんな私に言葉を落とす。

「小走りで帰った方がいいよ。

侑に会いたくなかったら、ね」

その妙なアドバイスに、私は、

変なの。と返して階段を降りた。

# 特定時間の許し→←# 事情聴取



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翠恋依(プロフ) - 紗雪さん» 初めまして、こんにちは!そう言って頂き、嬉しさでいっぱいです。いい曲ですもんね、(笑)今後とも宜しく御願い致します!! (2月25日 17時) (レス) id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - こんにちは!もう侑がカッコ良すぎてヤバイです!!そしてユイカさんの『好きだから』って曲私も大好きです!! (2月24日 22時) (レス) @page42 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋依(プロフ) - 稲荷寿司さん» 再びコメントありがとう御座います!北さんの性格上、しっかりしてる子にはそれ相応の対応かなと書いていたらイケメンになりました、元の性格が良すぎて(( 内容最近少し不安だったのでそう言って頂けて安心致しました…!こちらこそ、御愛読感謝で御座います!! (2月24日 21時) (レス) @page41 id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷寿司 - うおぉぉぉ!!北さんが!!イケメンすぎます!!お話のテンポも良くて読みやすくもう何周もしてます!この作品産んでくださりまじでありがとうございます…(拝) (2月24日 19時) (レス) @page40 id: 4a29f8a2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 翠恋依さん» やっぱり天才です!! (2月24日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翠恋依 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/d21db535ba2/  
作成日時:2024年2月16日 0時

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