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# 寝起き改め悲劇 ページ39

「A、起きてや」

「ん…、うっせぇな喋り掛けんな」

せっかくこっちは気持ちよく寝てたのにさぁ。

そう思って目を擦り、肩を叩いた奴の

いる方向をぎろっと睨んだ。

「…起きたか」

理解するまでに満5秒はかかったと思う、

絶対。

「本当に申し訳ありませんでした」

土下座をかます。

「オッホホ www」

「“ うっせぇな ”はあかん ww」

彼奴らいつにも増して笑ってやがる。

「A、顔上げ。俺らは怒っとらん」

「せや、怒っとらん」

「「右に同じくや」」

「いや本当に、すみません、すみません、

北さん、尾白さん、大耳さん、赤木さん」

まさか声掛けて来たのが北さんだとは

思わなかったし、睨んだ方向に

3年部総集合だとは思わなかった。

頭が上がらない本当に。

下げた頭を上げないでいると、頭の上に

ぽんと手が乗った。

「やから怒ってへん。

疲れとんのに声掛けたんは俺やしな」

お風呂上がりだからだろうか、暖かい手に

絆されて私はやっと顔を上げた。

「もう本当にすみません」

「気にせんでええよ」

「北が撫でとる…」

「北さんが笑っとる…」

主将、なんか後ろで言われてますよ。

「って、ノート!」

「これか?」

「みゃーつむ返せ!!」

「嫌や、まだ見終わってへんもん」

「せやな、じっくり見させて欲しいわ」

「北さんまで!?」

「ほら、Aは風呂入ってき」

尾白さんに言われて私は悔しく思いながらも

席を立った。

「熟読しないで下さいね」

「「分かっとる」」

私は荷物を取りにあがり、

お風呂へと向かった。

ところで、

双子の声って信用していいものだろうか。

# ドライヤー探求記→←# 言葉の儚さ



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翠恋依(プロフ) - 紗雪さん» 初めまして、こんにちは!そう言って頂き、嬉しさでいっぱいです。いい曲ですもんね、(笑)今後とも宜しく御願い致します!! (2月25日 17時) (レス) id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - こんにちは!もう侑がカッコ良すぎてヤバイです!!そしてユイカさんの『好きだから』って曲私も大好きです!! (2月24日 22時) (レス) @page42 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋依(プロフ) - 稲荷寿司さん» 再びコメントありがとう御座います!北さんの性格上、しっかりしてる子にはそれ相応の対応かなと書いていたらイケメンになりました、元の性格が良すぎて(( 内容最近少し不安だったのでそう言って頂けて安心致しました…!こちらこそ、御愛読感謝で御座います!! (2月24日 21時) (レス) @page41 id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷寿司 - うおぉぉぉ!!北さんが!!イケメンすぎます!!お話のテンポも良くて読みやすくもう何周もしてます!この作品産んでくださりまじでありがとうございます…(拝) (2月24日 19時) (レス) @page40 id: 4a29f8a2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 翠恋依さん» やっぱり天才です!! (2月24日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翠恋依 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/d21db535ba2/  
作成日時:2024年2月16日 0時

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