# 有力な味見役 ページ36
それから昼食を挟み、再度練習を開始して
今現在終了した。
「「あざしたー」」
「ありがとう御座いました！」
さーてと、ジャグを洗ってタオル洗濯して
夕飯準備して洗い物してノート整理して …
これからがまたマネ業の山場ってとこかな。
とりあえず皆が着替えに行ってる間に
ジャグとタオルだけ洗いに行こ。
そう思って一足先に外へ出た。
「冷たくて気持ちー…」
梅雨明け時期の水ほど、じめじめな湿気から
解放させてくれるものがあるだろうか。
否、ないだろう。
それからなんとか終え、
夕飯準備に取り掛かる。
これでも一年前からひとり暮らし勢で、
母が居た時も帰りは遅かったから自炊は
してきた。
皆の口に合うといいんだけど…
「なんかいい匂いしない？」
「Aの飯やろ！」
どうやら着替えを早く終わらせた人が
帰ってきたらしい。
一旦上に上がって、そのまま台所に
降りてきた。
「お帰り、お疲れ様」
「あんがとさん！美味そうやなあ！！」
キラキラした治の表情に私は救われた気分だ。
「…味見する？」
「ええん！？」
「A、俺も」
「ちょっとだけだからね」
二人の制汗剤のいい香りがふわっと
流れてきた。
「早く帰ってきてよかった」
「ツムに自慢したろ」
「喧嘩になり得るからやめなさい」
呆れながら小皿に入れた味噌汁を差し出す。
「どーぞ」
「「頂きます(！)」」
味見は食べる本人達にして貰った方がいいし。
「味大丈夫？薄かったりしない？」
「A…俺に一生味噌汁作ってや」
「は？」
思わずマヌケな声が出た。
「治、それ遠回しのプロポーズだから」
「やって美味いんやもん！思うやろ！？」
「確かに美味しいけどね」
「御口に合ったならよかったです…？」
そんなことを話していると皆も
帰ってきたようで。
治はすぐに玄関に飛んで行った。
「ツム！聞いてや！！」
「あ、ちょっ…角名止めてきてよ」
私今目離せないところなんだから。
「俺に止められる双子じゃないし」
「出たわ、サボり魔」
「俺の扱い最近侑に似てきてない？」
「気のせいだろ」
鍋の火を弱めながら会話する。
「絶対気のせいじゃな」
「はぁ！？お前ズルすぎやろ！！」
角名の声を宮の大声が遮った。
「早よ帰ってこんのが悪いんや」
あ、始まった。と小さく笑い出した
角名の声を聞いて、私は溜息をひとつ
零すのだった。
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翠恋依(プロフ) - 紗雪さん» 初めまして、こんにちは！そう言って頂き、嬉しさでいっぱいです。いい曲ですもんね、（笑）今後とも宜しく御願い致します！！ (2月25日 17時) (
レス) id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - こんにちは！もう侑がカッコ良すぎてヤバイです！！そしてユイカさんの『好きだから』って曲私も大好きです！！ (2月24日 22時) (レス) @page42 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋依(プロフ) - 稲荷寿司さん» 再びコメントありがとう御座います！北さんの性格上、しっかりしてる子にはそれ相応の対応かなと書いていたらイケメンになりました、元の性格が良すぎて（（ 内容最近少し不安だったのでそう言って頂けて安心致しました…！こちらこそ、御愛読感謝で御座います！！ (2月24日 21時) (レス) @page41 id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷寿司 - うおぉぉぉ！！北さんが！！イケメンすぎます！！お話のテンポも良くて読みやすくもう何周もしてます！この作品産んでくださりまじでありがとうございます…(拝) (2月24日 19時) (レス) @page40 id: 4a29f8a2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 翠恋依さん» やっぱり天才です！！ (2月24日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋依 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/d21db535ba2/
作成日時：2024年2月16日 0時
