# 快晴の下で ページ23
「北さん、こんにちはー
良かったら一緒にお昼食べません?」
時は過ぎて昼休み。
せっかく4人久しぶりに集まったし、
北さんとも合流しようということで
3年教室にお邪魔してます。
「Aか。せやな、屋上行こか」
「行きましょー」
「もう体調大丈夫か?」
「はい、お陰様で。
色々とお世話になりました」
「お礼は侑に言っとき」
そう言われて私は少し悩む素振りを
見せてから微笑んだ。
「北さんありがとうございます」
「お前話聞いとらんのか」
「宮侑うるさい」
「ツムうるさいで」
「侑うるさいよ」
「お前ら揃いも揃って何やねん!」
「侑うるさいで」
「すんません!!」
北さんの前ではいい顔しやがって。
「北さん聞いてください。
私此奴にセカンド」
「言うなや!!」
毎回毎回言おうとしたタイミングで
塞がれるからうざいったらありゃしない。
睨み続けていると、角名の 、怖 。という
独り言が聞こえてきた。
「よう晴れとんな」
「「「「ですねー」」」」
屋上でお弁当を開き、合掌する。
頂きます、と久しぶりにまともなものを
食べる気がする。
それから雑談していると、強い視線を
感じた。
そちらに目を向けると、それは治から。
「…治」
「どしたん」
「……食べたいのある?」
「卵焼き」
全部即答していきやがった、
さすが宮侑と双子。
「いいよ、あげる」
お弁当箱を差し出すと、おおきに。と
取っていった。
「美味いなぁ。A料理上手やわ」
「そりゃどーも」
ほわほわと褒めてくれるので、私は
満足気に浸っていた。
だが ……
「…宮、角名。こっち見んな」
先程と同じくらい視線が突き刺さる。
「「酷(く)ない?」」
「私からオカズ奪う気だろ」
「だって治がめっちゃ美味しそうに
食べるし」
「天音が料理とかなんか意外やし」
意外とは?
「宮、お前それ馬鹿にしてんだろ。」
「してへんわ」
「…おかず1個ならいいよ」
「A優しくなった?」
「元々優しいでーす」
「俺これがええ」
「味わって食べなさい」
そう言いながら、北さんに目を向ける
「良かったら如何です?
御口に合うか分かりませんが」
「いや、前から美味そう思っててん。
有難く頂くわ」
……まじで全男子北さんを見習え。
「確かに美味しい」
「なんか懐かしい味するわ」
「ええ嫁さんになるなぁ」
賞賛の言葉を聞きながら少し空を見上げる。
ほんと、今日はいい天気だな。
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翠恋依(プロフ) - 紗雪さん» 初めまして、こんにちは!そう言って頂き、嬉しさでいっぱいです。いい曲ですもんね、(笑)今後とも宜しく御願い致します!! (2月25日 17時) (レス) id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - こんにちは!もう侑がカッコ良すぎてヤバイです!!そしてユイカさんの『好きだから』って曲私も大好きです!! (2月24日 22時) (レス) @page42 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋依(プロフ) - 稲荷寿司さん» 再びコメントありがとう御座います!北さんの性格上、しっかりしてる子にはそれ相応の対応かなと書いていたらイケメンになりました、元の性格が良すぎて(( 内容最近少し不安だったのでそう言って頂けて安心致しました…!こちらこそ、御愛読感謝で御座います!! (2月24日 21時) (レス) @page41 id: 3e15d03f64 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷寿司 - うおぉぉぉ!!北さんが!!イケメンすぎます!!お話のテンポも良くて読みやすくもう何周もしてます!この作品産んでくださりまじでありがとうございます…(拝) (2月24日 19時) (レス) @page40 id: 4a29f8a2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 翠恋依さん» やっぱり天才です!! (2月24日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翠恋依 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/d21db535ba2/
作成日時:2024年2月16日 0時