強く美しい一輪の花

始まり ページ1

ピピｯピピｯピピｯピピｯ

世界一キライな音が鳴り響く寝室。

ピピｯピピｯカチ

(はぁ、起きなきゃ)

朝はどう足掻いたって憂鬱。髪の毛のセットや、制服に着替える。朝ごはんや、教科書の準備。
すべてが憂鬱で、面倒くさい。それに加えて、

ガチャ

「あら、もう起きてたのね。いつもより早いじゃない」
「……」

そう言うと母さんは私に向かってこういう。

継母「じゃあ、さっさと学校行ってくれる？せっか くあんたを追い出すために、高い学費払って寮つき私立にいかせるんだから。
まぁ、あんたは魔法も使えないゴミだけどね〜笑」
A「………」

黙った私に平手打ちが当たった。

A
「………」ﾋﾘﾋﾘ
継母「返事くらいしなさいよ。可愛くないわね。」

゛ここのいたら私は可笑しくなる゛
本能的にそう感じて私は急いで家を出た。

ドタバタﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

継母「本当、早く消えてくれてよかった」


最初は継母さんも、あんなではなかった。むしろ優しすぎて申し訳ないほどだった。

いつからだろう？あんなに私をけなしたり、殴ったりするようになったのは。


A「……もう…思い出せないな」

ﾊﾞﾝ!

A「イタ、」

考え事をしていたら何かのぶつかった。

？？「大丈夫ですか?!!??!?」

A「え？」

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