目を閉じれば

欠けている者達 ページ18

sunサイド


何だ、、？今の、？


脳の内側から、聞こえてきた。


1つは自分の声。1つは男の声


、、、は？？



意味わかんねe((ﾊﾞｧｧﾝ



いってぇ！


え、俺の足首、死んだ？？


あ、生きてた←

うん。右足に力が入りませんね。

おっけ。

ピンチ。




形勢逆転にも程がある。


相手は俺の癖を見抜いた様子。
癖が強い自分の動きは、見抜かれたら最後。


これは、かなりのピンチだ。


右足首をやられて＆頭痛での暗殺は無理に等しい


かと言って、自分らに味方がいる訳はない。

そういう職業だ。






ん？自分ら？

lightがいるじゃないか。


天才肌ってのもあるけど、自分に欠けている、気持ちの面で、彼はとても頼れる。


ボスこっちにいるんだから、そろそろ帰ってきてよくね？


手こずりすぎじゃね？


よし、無線しよう


ﾋﾟｯ｢おまっ、どこにいる！？ヘルプっ！｣




lightサイド



繋がるんかーーい


ﾋﾟｯ｢まだ下なんだけど、部屋から出れない｣



ﾋﾟｯ『は、？』



ですよねーー


当たって砕けろタイプなもんで、

後先考えずに行動しちゃうんだよなぁ。

俺の欠けている部分だ。



sunみたく、頭が良かったらな、こんなことも回避出来たのかななんて思ったりして、笑



ﾋﾟｯ『とりあえず、爆弾壊せ、』


ﾋﾟｯ｢は、？馬鹿なの、？何なの！？｣



sun、頭おかしくなったみたいです。


ﾋﾟｯ『早く来て、、！』


向こうは向こうでやばそうだから
壊すことにした。



ｶﾞｧﾝ

ﾊﾞｧﾘｨﾝ


あ、割れたわ
大したこと無かったか


あれ、？この大きさの物って、結構ヤバめじゃなかったっけ、？




そうだった。俺はきっとテンパってたんだ。


爆弾にもブランドもんがある。

この爆弾はブランドではなかった。



弾のブランドものには目がない俺が、ブランドだったら、もっと興奮してたはずだ。



自分の行動を自分よりも知っていたsunに感謝と同時に、ちょっと恥ずかしさが込み上げてきた。



って、早く行かないと、！




sunサイド


そろそろlightさん。

来てくれないと困りますなぁ。


きっと、このボスの相手はlightなら、瞬殺出来た。

考えず、強行突破していくことが、時には最善策な時もある。


悔しいけど、俺には欠けてる部分だ。







ｶﾞﾁｬ


ﾊｧﾊｧﾊｧ





L｢は、？なんで怪我してんのさ、｣







はぁ、遅いよ。笑笑

気持ちがほっとする。


俺らは欠けてる者達であって、
満たしあっている者達だ。

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