6階 ページ11
lightサイド
いきなり雰囲気が変わった。
今までコンクリートで囲まれていて、圧迫感が凄まじい内装だったけど、
この階から桃色になっている。
薄ピンクという感じで、目に優しい。
桜みたいな色だ。
内装をじっくり見ながら、歩いていると、
こちらへ近づいてくる足音が聞こえた。
足音からすると、これまでにいた人たちとは比べ物にならないくらいの強さ。
さすがに、ヘッドホンをつけた方がいいと思い、
ヘッドホンを取りだし、耳につけ、フードを被った。
曲を再生させる。
両太ももについていた銃を手に持ち、指で回す。
スゥゥゥーーー
ハァァァーーー
足音、、いや、足の振動が近づいてくる。
相手は自分の存在に気づいているのか?
いや、考えても無駄だ。
ブァンブァン
まずは当たらない弾。
当たらない弾を撃つことで注意力、集中力を散乱させる。
更に警戒心を強くし、体を緊張させることができるのだ。
sunに教えてもらった←
おっしゃ。
突っ込むぜ。
ブァン
ブァンブァン
手がブレない様に、脇に力をいれる。
鍛え上げた体幹は、この程度の重圧だって耐えられる
sunみたいに力強く地面を蹴ることは得意ではないから、
まるで狂い踊っているかのように相手の攻撃を避け、
次への攻撃の体の軌道を作る。
後は、弾数を心の中で数えながら打っていく。
3個目・4個目の銃はツナギのポケットの中で待機中
それからはあっという間。
相手の挑発も聞こえないし、
相手の顔も見なくて済む。
自分一人の世界になったら、
怖いもの無し、、相手の外見に怯えることも、
挑発に乗ることも無く、戦える。
自分の世界には音楽しかないのだから。。
自分の時間なんてあっという間に過ぎるもんで、
人の気配が消え、ヘッドホンを外すと、
辺りは血の海。
返り血が付くのが絶対に嫌な自分。
本能的に返り血を避けてきたせいか、
返り血はsunと違って0。
ただ、ツナギの中の銃まで使う羽目になった。
銃弾が尽きた場合背負っている小型リュックに銃弾は沢山入っているが、
戦闘中に取り出すほど馬鹿じゃない。
よって、銃そのものを交換する形で戦闘を続けるのだが、、
1個目と2個目の銃を数人との戦闘で使い切るとは思いもしなかった。
しっかし。ペース配分を間違えた。
あーあ。早めに集中しすぎてsunにしかられちゃうかな。
ここ6階だよな??
ここで、この集中力。使ってよかったのか?
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霙(みぞれ)(プロフ) - ぷぅの実さん» はい!楽しみにしてます!!! (2020年5月11日 19時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅの実(プロフ) - 霙(みぞれ)さん» ありがとうございます!最近更新できていなかったので、これからジャンジャン更新していきます!! (2020年5月11日 18時) (レス) id: f7c75bd0ad (このIDを非表示/違反報告)
霙(みぞれ)(プロフ) - とっても面白いです!!動きとか細かくて、更に内容が分かりやすいです!更新頑張ってください! (2020年5月7日 16時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅの実(プロフ) - 、さん» ありがとうございます!!頑張ります! (2020年4月23日 14時) (レス) id: f7c75bd0ad (このIDを非表示/違反報告)
、(プロフ) - 凄く面白いですね!これからも頑張ってください。 (2020年4月23日 0時) (レス) id: 4968bdbe22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷぅの実 | 作成日時:2020年4月5日 16時