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「痛っ、、、!」
「あ、岩ちゃんごめんごめん」
「なんだよ、臣さん急に足踏んで」
「ごめんって」
気づくとタクシーが列をなしている裏通りはもう目の前
「お前らさあ、起きるならもう少し早く起きろよな。早乙女さんにも迷惑かけて」
「Aちゃん、ごめんね?岩ちゃんが迷惑かけて」
「いや、臣さんもでしょ。ごめんね、Aちゃん」
「いえ、私も帰るところだったので」
「てか臣も岩ちゃんもなんで早乙女さんのこと名前で呼んでるの?」
「「だって、、、ねえ、、、」」
「ふふっ」
顔を見合わせ、息がぴったりな2人が面白くて思わず笑いが込み上げてしまう
3人の顔がパッと私を振り返る
「Aちゃんが笑った」
「やめてください臣さん、クララが立ったみたいなテンションで言うの。私だって笑いますよ」
「クララ!?Aちゃん、真顔で冗談言うの辞めてくれる?」
「あーもう!臣も岩ちゃんもうるさいから!ほら、帰るぞ」
歩き始めた今市さんは私の顔を見る
「ありがとうね、Aちゃん!またね」
そう言うとニコッと笑った
「はい、また」
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作者名:はるまき | 作成日時:2024年1月19日 17時