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「いや、知り合いというか、、、前にイベントで一緒になりましたよね?」
「あ、、、はい。一緒になったというか、すれ違ったというか」
「そうそう。ほんと、一瞬すれ違ったんですよね」
ニコニコしながら今市さんが同意すると
「ふーん。一瞬だったのによく覚えてるのな」
片方の口角を上げて微笑みながら、訝しげな視線を今市さんに向ける登坂さん
「隆二さんお疲れ〜」
「ああ、岩ちゃんだったのか。お疲れ。机に突っ伏してるから誰か分からなかったよ」
岩田さんはフニャッとした笑顔を見せると、またすぐに元の姿勢に戻った
「岩ちゃん何かあったの?珍しく酔ってるね」
「知らん。まあ、岩ちゃんもいろいろあるのかねえ。隆二も撮影お疲れ」
今市さんにグラスワインを手渡す登坂さん
「ありがとう。てか、お邪魔して大丈夫だったのかな?しっかりしたパーティーだけど」
その視線が私をとらえる
「あ、全然問題ないです!もう、どこの誰か分からない人ばっかりなんで」
挨拶回りをしている時も、この人は誰かな?って思いながらとりあえずニコニコしていた
「ならよかったです」
ふっと微笑んだ今市さんが、私の隣の席に座る
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作者名:はるまき | 作成日時:2024年1月19日 17時