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＿＿＿B級に上がって間もない頃。
Aは途方に暮れていた。
なぜなら、周りの元Ｃ級隊員達の殆どは仲の良い子同士、もしくはスカウトをされてB級部隊を作り始めていたからだ。
なにも無理に部隊を作る必要は無い。しかし、隊を組まなければその日限りの全く知らない人同士でこれからの防衛任務にあたらなければならない。
それは人見知りにとってとても恐ろしいことであった。
そこで、ついにAは決心をした。
今日こそは部隊を組もう、と意気込みB級に昇格して以来決して訪れることはなかった個人ランク戦ブースに訪れていたのだ。
「……」
しかし、来てみたはいいものの、自ら話かけることなどできるわけがなかった。
＿＿＿何もせず数時間が経つ。諦めて引き返そうとしたその時、救世主が現れた。
「同じ学校の子だよね？」
「びゃっ！」
突如、音もなくAの背後に現れたのは黒髪の、顔に少しそばかすのある女の子だった。
隊服なのか、見慣れない黒いスーツを身にまとっている。
「ごめんね、驚かせちゃった？」
「う、うん！う、ぅうん……」
「ふふ、どっち？」
彼女の問いに、Aは頭を横に振るのが精一杯の返事であった。
「なら良かった。あたしは鳩原未来。あなたは？」
「……瀬川A、です」
鳩原に聞こえたかどうかは自分でも分からない。蚊の鳴くような声で答えた。
＿＿＿それから暫く、何気ない会話を交わしていた。
話を聞くところによると、同じ学校で同い年らしい。
そしてつい最近、二宮隊という部隊に入隊したという。
「そういえば、どこの部隊にも所属してないんだっけ？」
「ぅ、うん。組みたいんだけど、その、人見知りで……」
鳩原は何か思いついたような顔をしたかと思えば、今度は考え込むような素振りをみせた。
「そっか……なら、少し当てがあるんだけど……どうかな？」
「……え、え？｣
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あい - 開いたら更新されてて叫びました笑笑これからも主様のペースで頑張ってください！！ (2月10日 10時) (
レス) id: f18c29a8cd (このIDを非表示/違反報告)
せぱらんとすぱごん - 更新ありがとうございます！！！いつも楽しく読ませていただいております。テスト…一緒ですねw完結楽しみにしてます！ (2022年2月20日 13時) (レス) @page36 id: 813f16e7ca (このIDを非表示/違反報告)
消しカス(プロフ) - かりめさん» ありがとうございます！ヒロインちゃんには荒船くんとももっと親密になって頂きたいと思います笑 (2022年2月20日 2時) (レス) id: c525913289 (このIDを非表示/違反報告)
消しカス(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！生駒隊のお話、どう絡ませるかすごく悩んだのでまた書きますね、笑（少し無理やり気味になってしまったのでまた書き直します笑） (2022年2月20日 2時) (レス) id: c525913289 (このIDを非表示/違反報告)
消しカス(プロフ) - かりめさん» ありがとうございます🙇♂️生駒隊のお話、ちょっと納得がいっていないのでまた書こうと思います……笑 (2022年2月20日 2時) (レス) @page36 id: c525913289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：消しカス | 作成日時：2022年1月4日 17時
