イレギュラー

あらすじ ページ1

時は平安。

平安の世で人々が平和に暮らす人間界と“まがれ”という化け物が住む異形界の２つの世界が存在していた。

まがれは人間界に来ては人々を異形界へさらっていき、人間を餌として喰っていった。

しかし人々がまがれに立ち向かおうとしても、まがれに勝つことはなかった。人々がまがれの存在に怯え、打つ手がないと考えたその時ある一人の男が現れた。

彼は特殊な能力を持っていて、その能力を使い人々に襲いかかってくるまがれを次々に倒していった。人々はその男を讃えた。

男は一人ではまがれを倒すことは難しいと考え、自分と同じく特殊な能力を持つ者を探す旅に出ることにした。男は各地を回って探したのだが、なかなか見つからなかった。そして男が旅立ってから数十年後、ようやく男は自分と同じ能力者を見つけることができた。次第に男は次々と特殊な能力を持つ者が現れ、男は一つの組織を作った。その組織の名は“神祇”という。

男がこの世を去る頃には神祇は大きな組織へと発展していった。時が経つに連れ、神祇は自分たちのような特殊な能力を持つ者を異能力者(イレギュラー)と呼ぶようになった。

そして時は現代。現代になった今でもまがれの脅威は絶たれてはいなかった。これは異能力者という使命を受けた少年少女たちの物語である。

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