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ボイチャを繋ぐようになってから、私たちは少し仲良くなったと思う。他愛もない話しているうちに年齢と住みが同じと言うことが分かって、ゲーム以外の会話も増えた。
「メイは大会とか出ないの？」
「うーん、出ないかな。あんまり興味ないし。そう言うミケはどうなの？」
「おれは出させられる」
「何それ、無理やりみたい」
思わず笑ってしまうと、ミケはいつも困ってると呟く。
話を聞くに、大会に出ても組まされる相手が上手いとは限らないらしく好きにゲームが出来ないらしい。
やりずらい時もあればそうでない時もあり、対応が試されているのではないかとすら思っているようだ。
「今度大会に出る時は、メイが相方になってよ」
「えー、嫌だ。私はミケとこう言うふうにゲームするのが好きなんだから」
「…それならいいけど」
「あ、65にいるよ！撃つね」
銃声と共にキルの文字が画面の端の方に映る。よし、ちゃんと出来た。
ミケと組むようになってから、勝率は7割くらいになっている。お陰で一つランクが上のKODZUKENにもうすぐ追いつけそうだ。
ひと段落した後、私は伸びをする。待機画面で装備の確認をして、再びゲームを始める。
「メイはゲーム実況とか観る？」
「観るけど、FPS系の実況はあんまり見ないなぁ。ホラゲとかノベルゲーの実況が多いかも」
「ふーん。あ、ヘッショ外した」
「訊いといて興味なさそう。カバーするね」
敵に撃ち込み終わるとミケはそうでもない、と言う。真意は分からない。
「あ、でもKODZUKENはよく観てるよ。このゲームもKODZUKEN観て始めたの」
「そう…面白い？」
「うーん、面白いって言うよりプレイを見てるのが楽しいかな。すごく立ち回り上手くて尊敬する」
私の言葉に、ミケはそっかと興味なさそうな相槌を返した。
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花道時代(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます！いつも感想を書いて頂き嬉しかったです！ (4月22日 7時) (
レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 食べるさん» 感想ありがとうございます！そのように思って頂けて、書いた側としては嬉しいです。読んで頂きありがとうございました！ (4月22日 7時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
えま - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです!! (4月21日 15時) (レス) @page41 id: c3dc1b262f (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - 完結おめでとうございます。主人公の考え方や最終的な二人の関係性のあり方など、共感できるところが多く、すごく楽しめました！日々の合間にこの小説を覗くことが、個人的な楽しみでした😳素晴らしい作品を、ありがとうございました！ (4月21日 11時) (レス) id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - カナタさん» 感想ありがとうございます！これからも、色んな作品を書いていきます！ (4月18日 14時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花道時代 | 作成日時：2024年3月11日 21時
