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色々あってから2週間。きっと私はこれまで夢を見ていたのだと思う。
スマホの画面に映る大きな文字を見て、これまでのことを思い出してそう心の中で呟いていた。
【KODZUKEN熱愛！おうちデートか】
メディアに取り上げられているその写真は、明らかにKODZUKENと女性だった。もしかしたら私が家に行った時かと思ったが、写真に写っている女性の服はあの日の私の格好じゃない。
「うわ、これはやらかしちゃったね」
友人が横であちゃー、と呟いている。今は私の家で遊んでいて、たまたまスマホを開いたらその記事を見つけたのだ。
なんだか、これまでの彼のイメージが崩れていくような気がして気分が悪い。
「…A、大丈夫？」
「だ、だ、だ大丈夫」
「全然大丈夫じゃなさそう。本人から連絡来てないの？」
彼女に言われて確認するが何も届いていない。まぁ、記事が出たのはほんの数十分前だし仕方ない。
「対応に追われてるのかもね。うーん、KODZUKENに限ってそんなことないと思うけど」
「…いや、人気者は引くて数多なんだよ。それに、私たち別に付き合ってるわけじゃないし。気にしてないし」
「とりあえず落ち着いて。お茶でも飲んで」
促されて乾いている喉にお茶を流し込む。冷たくて美味しい。
SNSでも色々な憶測が上がっていて、これがメイなんじゃないかと言われている。私じゃないです、なんて否定できる権力はないけど。
「そっか」
彼女は少し嬉しそうに笑っている。どうして笑っているのか、と疑問に思っているとあのねと言った。
「Aは恋愛とかに興味なくて、結局KODZUKENからの告白も断ると思ってたんだよね〜」
「え、そんな感じする？」
「するする。でも、今ので安心した。ちゃんと、好きなんだね」
好き、なのかな。確かに研磨くんに他に相手がいたら、少し寂しい気がする。ゲームをこれまで通り出来なくなるし、もう話しかけてもらえなくなるのは悲しい…かも。
それに、今も。
「…はぁ、この状況で好きだって気がついても意味ないでしょー」
「もう、本人はまだ何も言ってないんだよ。それに、うちからしてみればこれも布石としか思えないかな〜」
友人の言葉に首を傾げるが、こっちの話と軽く流されてしまった。
その後友人が帰った後、私のスマホに一件の通知が入った。それは研磨くんからの連絡だった。
『今から配信するから、観てて』
そして、その言葉通り私は生配信を観に動画サイトへ飛んだ。
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花道時代(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます！いつも感想を書いて頂き嬉しかったです！ (4月22日 7時) (
レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 食べるさん» 感想ありがとうございます！そのように思って頂けて、書いた側としては嬉しいです。読んで頂きありがとうございました！ (4月22日 7時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
えま - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです!! (4月21日 15時) (レス) @page41 id: c3dc1b262f (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - 完結おめでとうございます。主人公の考え方や最終的な二人の関係性のあり方など、共感できるところが多く、すごく楽しめました！日々の合間にこの小説を覗くことが、個人的な楽しみでした😳素晴らしい作品を、ありがとうございました！ (4月21日 11時) (レス) id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - カナタさん» 感想ありがとうございます！これからも、色んな作品を書いていきます！ (4月18日 14時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花道時代 | 作成日時：2024年3月11日 21時
