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本戦は昨日と特に変わったことはない。時間が少し早かったと言うだけで、機材も観客がいることも昨日と同じだ。
ここまで長かったな。
「うわ、危ない」
撃たれそうになったところをなんとか回避し、武器の弾の確認をする。ミケが相手を倒したことが分かり、そのままミケと合流。
「あと1パーティか、隠密上手いね」
マップを確認し、エリアの何処ら辺が隠れやすいかを見る。
「メイ、ライフル持ってる？」
「あるよ」
「おれがここで迎え撃つから、狙える場所に行って」
「なるほど…外したらごめんね」
そう呟くと、ミケは大丈夫と言う。
「メイは外さないよ」
予定通り、ミケが立っている所が見やすい場所に移動する。スコープを覗きながら状況を確認する。
「来た」
ミケの声が聞こえる。2人のキャラクターが動いているのを視界に入れ、ミケが応戦しているのを見る。
敵に撃たれてミケが倒れるのが分かった後、彼らは物資を取ろうとしている。そこを見逃さない。
バンッバンッ
2発の銃声が聞こえる。
ロードが入って、画面が切り替わるのを待つ。
「はぁー」
コントローラーから手を離し、深い息を吐いた。
「お疲れ」
「やばかった、普通にエイムがブレブレだったよ。というか、バレてるかと思ってた」
「相手は隠密で物資を多く持った状態で挑んでくるから、勝つって見込みで囮作戦には絶対引っかかると思ったんだよね」
ミケの解説にやっぱりこの人視野が広いなと思った。私のこれまでの行動も色々読まれてそうだ。
「それに、目の前に敵が1人居なくても片方を確実にやればパーティは崩壊する。その気の緩みが出るタイミングで、撃つ」
「ほ、ほう。すごいね」
「メイのエイムがブレまくってた時は負けたかなって思ったけど」
「…ふーん」
試合中は大丈夫とか、私なら外さないとか言ってくれてたのに。そう不満に思っていると、ミケはくすくすと笑っている。
「冗談。メイは絶対に外さないし、現に外さなかった」
ミケは椅子から立ち上がり、ステージの手前に向かって歩く。それを見て私も立ち上がり、移動する。
優勝という文字が大きなモニターに写り、銀テープが舞っている。
司会者からコメントを求められて、私の分までミケが答えてくれる。
全てのイベントが終わり控室に向かう廊下で、ミケは…研磨くんは笑顔を浮かべて言ってくれた。
「Aがいてくれてよかった」
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花道時代(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます！いつも感想を書いて頂き嬉しかったです！ (4月22日 7時) (
レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 食べるさん» 感想ありがとうございます！そのように思って頂けて、書いた側としては嬉しいです。読んで頂きありがとうございました！ (4月22日 7時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
えま - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです!! (4月21日 15時) (レス) @page41 id: c3dc1b262f (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - 完結おめでとうございます。主人公の考え方や最終的な二人の関係性のあり方など、共感できるところが多く、すごく楽しめました！日々の合間にこの小説を覗くことが、個人的な楽しみでした😳素晴らしい作品を、ありがとうございました！ (4月21日 11時) (レス) id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - カナタさん» 感想ありがとうございます！これからも、色んな作品を書いていきます！ (4月18日 14時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花道時代 | 作成日時：2024年3月11日 21時
