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KODZUKENがFPSのゲームを上手く遊ぶコツを解説する動画を出していて、私はそれを観ながらコントローラを触る。
「なるほど、確かにやりやすい」
「あのさ、本人と話してるのにわざわざ動画観る必要ある?」
ミケは面白くなさそうな声でそう言ってくる。今は彼とゲームをしながら、KODZUKENが実際にしているプレイ方法を試していた。
「これすごく分かりやすいよ。初心者にはFPSがどんなゲームか理解しやすい、経験者にはいいアドバイスになってる」
「それはどうも、分かったなら早く動画閉じて。メイの声と一緒に自分の声聞こえてくるの嫌なんだけど」
私はごめん、と言いながらKODZUKENの動画を閉じる。
それにしても、KODZUKENが解説動画を出すとは思わなかった。基本は自分が好きなようにゲームをすると言うスタンスなのに、最近は色んな人に寄り添っている気がする。
「弾切れた。ミケ、余ってない?」
「あるよ、ここ置いとく」
「ありがとう。うわ、125で3パがやり合ってる」
「…行くよ」
彼は何の躊躇いもなくその中に入っていく。これは絶対やられるやつなのに、わざわざ潜っていくところは実況者といった感じがする。
先に行ってしまったミケを追いかけて行くと、銃声が響く。すごく嫌な予感がする。
「メイ、おれやられた」
「え!何やってるの!?」
「気付いたら後ろにいた。撮れ高に負けた」
これ動画でもなんでもないのに、撮れ高を狙ってしまうのは職業病なんだろうな。
彼は頑張って、と応援してくる。私はため息をつきながら、なんとかキル数を増やしていく。
「あ、負けた」
「メイ」
「…ミケネコくん、言うことあるでしょ」
私がそう言えば、彼はごめんと一言。小さく呟いている姿が想像できて面白かった。
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花道時代(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます!いつも感想を書いて頂き嬉しかったです! (4月22日 7時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 食べるさん» 感想ありがとうございます!そのように思って頂けて、書いた側としては嬉しいです。読んで頂きありがとうございました! (4月22日 7時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
えま - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです!! (4月21日 15時) (レス) @page41 id: c3dc1b262f (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - 完結おめでとうございます。主人公の考え方や最終的な二人の関係性のあり方など、共感できるところが多く、すごく楽しめました!日々の合間にこの小説を覗くことが、個人的な楽しみでした😳素晴らしい作品を、ありがとうございました! (4月21日 11時) (レス) id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - カナタさん» 感想ありがとうございます!これからも、色んな作品を書いていきます! (4月18日 14時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花道時代 | 作成日時:2024年3月11日 21時