検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:16,142 hit

#22芭side ページ23

り「なーくん!!」

岬「え、会長さん!?」

ジ「生徒会の集まりあったんやな!」

な「急遽ね。あ、状況は聞いてるよ。」

こ「おおー!やっと揃ったな!」

さ「誰かなーくんにコーラww」

る「僕、持ってきますね!」

な「ありがとおお。
  あ、小倉さん、隣失礼するね〜」

そういって会長は私の隣に座った。

なんで私の名前…しかも隣かよ

な「全校生徒の名前は記憶してるからね。
  一年生ももうほとんど覚えた」にこ

『…あはは〜そうですか〜(棒)』

心読まれる事なんてあるんだな…

なんて思っていると

千「会長…?」

な「ん?あれ、氷上ちゃん」

暦「ちーちゃん!」

岬「来たー!」

遥「会長さんが来たからそろそろだと
  思ってたよ」

A「おつかれさま〜」

千「ありがとう。…でどーゆー状況?」

みんなはちーちゃんにこうなった状況を
説明する。

ちーちゃんは理解力が高いので
すぐに状況を理解してくれた。

私的には理解して欲しくないのだが。

ここまでくれば
薄々気付いている人も多いだろうが


私は大の男嫌いだ。


なのに今、男が6人も同じ席にいるのだ。

気分が悪くて仕方ない。

別にこの6人が悪いとは言わない。

この人達は何もしていないし

"お父さん"とは違うのだから。

でも、男の人だから。

男はダメなのだ。

反射的に身体が男の人の存在を拒絶する。
受け付けない。

今の今までこう精神を保てているけれど
本当はジョイ☆ルに着いてから
変な汗と震えが止まらない。
今すぐにでも飛び出して逃げ出したい。

でもみんなにはバレたら
呆れられるかもしれない。

情けない。弱虫。意気地なし。

そうだ。私は弱いんだ。

こんな私を知られたらきっと嫌われてしまう

暦達にまで嫌われたら今度こそ私は…




1人だ。




『はぁ』

な「…さっきもため息ついてたけど
  何かあった?良かったら話聞くよ?」

…!

『だ、大丈夫です…』にこ

な「…ほんとに?」

『はい、大丈夫ですよ…』にこ

なんならあなた達といるから
こうなってるのだ。

ってそんな事本人様達に言えたもんじゃない

な「…でも…」

そう言いかけて会長さんは私の手に触れた。

『なっ…』

嫌だ

な「…震えてるよ?」

触らないで…

『やめて…』ボソ

な「え…?」

『もう許して…』ボソ

な「…?」

もう無理だ。

私は席を立ち上がる

みんな「!?」

これ以上は居られない。

『…ごめん。今日は帰る。ほんと…ごめん』

私は店の外へ飛び出した。

#23Noside→←#21芭side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:stxxx , stpr , colon
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くらげ(プロフ) - 苺王子のオレンジ様を推しています!さん» わぁぁぁ!ありがたいお言葉です!! (2020年6月5日 12時) (レス) id: 217a2e3fdc (このIDを非表示/違反報告)
苺王子のオレンジ様を推しています!(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです! (2020年6月5日 8時) (レス) id: a56268c0e3 (このIDを非表示/違反報告)
海月(くらげ)(プロフ) - 、さん» そうでした…。ご指摘ありがとうございます! (2019年12月25日 22時) (レス) id: 217a2e3fdc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くらげ | 作成日時:2019年12月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。