検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:16,137 hit

#15貴方side ページ16

こ「僕もなんか頼もうかな…」

とメニューを見る先輩。
メニューにはパスタが載っている。
なんならパスタだって食べたかったんだよ…

みんなはソフトドリンクを頼んで
楽しそうにお喋りしてる中私はガッツリ食べてる。
こよちゃん頼んてたけどサラダだし…
莉犬くんも頼んでたけどフライドポテトだし…
私だけめっちゃ食べるのなんか恥ずかしいな。
ころん先輩は何頼むのかな…。

(もぐもぐ…)

このハンバーグ美味しいな…!

すると隣から視線が…

こ「…」

『ど、どうしました…?』

こ「パスタとそのハンバーグとで悩んでるの。」

えっ…

莉「…あはっ!Aちゃんと同じだ〜!w」

こ「へ?そうなの?」

『…はい』

こ「ふ〜ん…ちなみにどのパスタ?」

え…

『えっと…王道のカルボナーラでも良いんですけど
 ここのカルボナーラはホワイトソースの中に
 チーズが多いので、胃もたれする事も考えて…
 ここはシンプルにミートパスタですかね…』

あ、やばい、食について語ってしまった…。

するとびっくりした顔をした先輩が。
そして

こ「だよな!僕もそう思ってたの!気合うね!」

と言ってニカッと笑い
もう一度メニューを眺めた先輩は

こ「よし!」

と言って呼び鈴を鳴らす。

こ「ミートパスタ1つ下さい。」

そう注文して先輩は私に言う。

こ「A…だっけ?Aにも一口やるよw」

『…!』

ハンバーグを口に入れていた私は
びっくりして喉に詰まりかける

ケホッケホッ…

『そんな!悪いですよ!』

こ「えー。一口くらいいーよw」

『じゃあ、私のハンバーグも一口あげます!』

こ「え!いいの!?」

『ええ!あ、食べますか!?』

そう言ってハンバーグを一口サイズに切り
フォークに刺して先輩の方へ…

ま、待って…これって…

『…』

こ「…?…あ。」

先輩も気付いたのだろう。

ど、どうしよう。変な雰囲気に…
あ、新しいフォークを…

すると先輩が

こ「ばーか。僕なんかに意識しなくていいよ。」

そう言って
ハンバーグが刺さったフォークを持つ私の手を握り
自分の口へ近づけハンバーグを食べた。

『ふぇ?』

もぐもぐ…と膨らむほっぺがなんとも可愛い…

こ「うまっ!」

…で、

『…ですよね!!』

こ「ハンバーグありがと。」

とお礼を言われる。

『い、いえ!私もパスタ貰いますし!』

こ「そうだねw」

そう言ってふっと笑う先輩。









意識しないなんて無理です…

#16遥side→←#14貴方side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:stxxx , stpr , colon
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くらげ(プロフ) - 苺王子のオレンジ様を推しています!さん» わぁぁぁ!ありがたいお言葉です!! (2020年6月5日 12時) (レス) id: 217a2e3fdc (このIDを非表示/違反報告)
苺王子のオレンジ様を推しています!(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです! (2020年6月5日 8時) (レス) id: a56268c0e3 (このIDを非表示/違反報告)
海月(くらげ)(プロフ) - 、さん» そうでした…。ご指摘ありがとうございます! (2019年12月25日 22時) (レス) id: 217a2e3fdc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くらげ | 作成日時:2019年12月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。