#1転校生 ページ2
今日は転校初日。
新しい制服がまだ届いていないから
前にいた学校の制服を身にまとって
向日葵の飾りがついたお気に入りのヘアピンをつけて
鏡の前で髪の毛を整える。
『よし！っと』
母「A〜そろそろ時間よー？準備出来たのー？」
お母さんの声がリビングから聞こえる
『もう出来たよー。』
そう良いながらリビングへと向かうと
まだ荷ほどきしていない段ボールがいつくかある中に
ミニテーブルを見つける。
テーブルの上には水筒と朝ごはんであろう菓子パンが
置いてあった。
母「それAの水筒。朝ごはんもあるから
それ食べて行ってらっしゃい。
お昼はお金渡したからそれで買って食べてね」
お母さんがキッチン周りの片付けをしながら言う。
『はーい。じゃあ行ってくる〜！』
母「気をつけてね〜」
水筒を鞄に入れて菓子パンを食べながら
スマホ片手に家を出る。
『んー』
あれ、学校どっちだっけ？
まだ道覚えてないんだよねー…
スマホから学校までの道のりを調べる
こっちか…
テクテクとマップ通りに進み
10分くらい経っただろうか。
校舎が見えて目的地に近づいてきた。
『着いた…』
地図を見るのが苦手な割には凄い方だろう…
と心の中で自画自賛をしていると視線を感じる。
ん？私を見てる？
あ、そっか。制服違うし誰かも分からないもんね。
私はそんな事を考えながら
あまり気にせず校門を通り校舎を目指す。
目立つのやだなぁ…
今はそんな事より職員室の場所が分からない
『んー』
どうしよう
？「…ねー」
！
『…？』
？「君、転校生？」
話しかけてきたのは水色の髪に透き通った目をした
ヤンチャそうな、でも可愛らしい男の子だった。
『…はい。今日から転校して来た2年のAです。
えっと、職員室の場所が分からなくて…』
きっとこの人なら教えてくれそう。
？「あー、職員室はねー、あー行ってこー行って
少し曲がった先にあるよ！」
……へ？
『…あ〜…えっと〜…(苦笑)』
ダメだ…分からない…
？「おーい！ころーん」
『？』
ころんと呼んだ桃色の髪に青色の目をした人は
私達の方へ近づいてくる。
こ「さとみくん、おはよー」
さ「おはよ。こんなとこで何してんの？」
こ「この子転校生で職員室の場所教えてあげたの。」
…いや分からないんだけど。
さとみくんと呼ばれた男の子は私を見て
さ「…その様子だと場所分かってないんじゃない？」
と聞いてくれた。
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みかさ(プロフ) - この作品好きです！お気に入り失礼します (2020年5月9日 15時) (
レス) id: d74848b20e (このIDを非表示/違反報告)
海月(くらげ)(プロフ) - ありがとうございます！！その一言が頑張る励みになります！ (2020年2月23日 13時) (レス) id: 217a2e3fdc (このIDを非表示/違反報告)
やよい - この作品すきですぅぅぅ！あぁぁぁ！ 更新が☆ん☆ば☆れ (2020年2月23日 11時) (レス) id: 28236963a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ | 作成日時：2019年12月17日 22時
