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馬鹿だねぇ、死んじゃうなんて。
その叔母の声が、頭に響く。
親戚が亡くなったとき、叔母はそうやって笑った。
悲しみを隠すように、肩を震わせて。
あのブッサイクな寝顔とは違う、綺麗な安らかな眠りにつく望を見て、脳裏にこびりつく笑顔と、祖母の言葉。
人は、なぜ死ぬんだろう。
好きな人だけが、生き残る世界。それが一番幸せなんだろう。
『……淳太』
「なしてん」
『望は、思う存分生きたんやろか』
「……そんな、生きては、ないんちゃうか」
畳をなぞりながら呟く淳太。
遠くの方では雑談している大人達が笑う。
部屋の片隅で話す俺達の雰囲気は、なんとなく、暗い雰囲気なんやろう。
ぽろ、と淳太の目から零れ落ちる涙。
それを見ないフリなんか出来ず、「大丈夫か」と肩に手を置いた。
「……死ぬなんて、思わんやんけ」
．
評価、お願い致します
続く
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小瀧あや - 続きがすごーく気になります！！楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2019年5月2日 22時) (
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作者名：みしま | 作成日時：2019年5月1日 23時
