馬鹿だけど人思いな少女が審神者になった【刀剣乱舞】

6話 歌仙兼定side ページ7

また、初期刀を選ぶ日がきたのか

どうせ、また僕達は選ばれず、加州清光が選ばれるんだろう

いつも、審神者になる人間は女性ばかりで、その女性が、いつも言ってる

顔面偏差値というやつかな？

こ「決められましたか？」

貴「ん"ん〜…」

こんのすけが急かすように聞くと、女性は

貴「歌仙兼定！！」

こ「おぉ！では、契約として、この刀に触れて下さい！」

僕が選ばれた

こんのすけも驚いている

この女性に触れられると、暖かい温度が直に伝わり、体全体が暖かくなった

久々に、言葉を発するのに緊張しながらも、いつもの言葉を

歌「僕は歌仙兼定
風流を愛する文系名刀さ」

貴「か…」

歌「うん？なんだい？」

もしかして、文句でも投げられるのだろうか…

怯えながら聞き返すと

予想もしていなかった言葉

貴「かっこいぃぃ！！」

驚いた

正直嬉しかった

涙が出そうだった

でも、我慢して、心を込めてお礼をした

歌「嬉しい事を言ってくれるね
僕を初期刀に選んでくれてありがとう」

貴「こちらこそですよー
初期刀になってくれてありがとう！」

嗚呼、この人間は、間違いなく、いい人間だ

僕はこの人間を守りたいと思った

歌仙兼定side 終

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