伊達組からの異常な愛

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狐「現世へは、久々ですね！ぬし様！」


貴「うん！
でも、すぐお別れだね…」


狐「…そうですね…
現世で、何かあっても、助けられないからね…
絶対に、危ない事はしないで下さいね」


貴「うん！小狐丸も！


あと…国永達が暴走しても、乱暴はしないでほしいな」


狐「やさしいですね、ぬし様は…」


貴「あんな事がありましたけど、家族だから…」


狐「…そうですね…。分かりました！乱暴な事はしません！」


貴「ありがと…」


小狐丸…無茶言ってごめんね


でも、家族だから…


あんな事になる前は…

大倶利伽羅は、少し、物言いはキツかったけど、何気にやさしかったし

光忠は、初めて会った時、人見知りで、喋れなかった私に優しく声をかけてくれたし

国永は、現世での家族の事で、泣いてた時、驚きながらも慰めてくれた


大事な家族なんだ…


狐「ぬし様…もう、出口が見えて来ました…
ここで…」


貴「…うん…皆にも伝えといて…
今まで、私の家族でいてくれて、楽しかった、ありがとうって…」


私も小狐丸も、最後の方は涙声になりながらも、会話を繋げた


やっぱり離れたくなかった


狐「ぬし様…さようなら…」


小狐丸が泣いている私の頭をひと撫でして、本丸から帰って行った


泣き顔を見られたくなかったんだろうな


さいごに助けてくれた青江や三条の皆には、感謝してもしきれない


誰もいなくなった場所で、ありがとう。と呟いて、冷たい風が吹き、かき消えた

＿＿＿＿＿＿

めっちゃ最終回！って感じしますけど、まだ終わりませんよ！

あと少しあります！

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