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221話 ページ29

小屋に続く一本道を渡っている時、ふと溝に目がいった


だって


溝には


たくさんの手があったから



貴「ひぇぇ!!」

それを報告しようと思った時


溝にある手が私の足を掴んだ


貴「ぁぁあ青江ぇぇ
亀甲ぉぉぉ!!」


青「ふっ!」

素早く溝にある手を青江が斬り

亀甲が引きずられていく私を引っ張ってくれた


貴「はーっ、はーっ、はーーっ」

息切れし過ぎて過呼吸になりかけた


亀「ほら、手を繋いでて良かっただろう?」

貴「う、うん」


青「あれ、君こんな所で何してるんだい?」

貴「え?」

溝にあるたくさんの手に話かけている青江


貴「ん?
手で見えないけど…白い布が…」


白い布といえば

貴「山姥切…?!」

青「僕の、力じゃ引っ張り出せないから、亀甲くん、お願いできるかい?」

亀「お安い御用だよ!」

任せてくれ!って言ってしゃがんだ亀甲

服が少し透けて見える縄は黙っておこう


亀「ふっっ!」

貴「おわぁぁ!」

やっぱり山姥切だった

自分の刀を包み込むように抱いて、涙目で丸まっている

うん、可愛い


姥「あばばば」(ガタガタ)

うん、可愛い

貴「まず、何があったの?」

姥(ガタガタ)

貴「おーい」

姥「はっ、すまない、俺が写しだからまともに話す事も出来ないんだ…
俺がいるから…」

未だに亀甲に持ち上げられている山姥切は丸めていた体を、もっと縮めるように丸めてブツブツと言い出した

うん、可愛い

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キリンの妖精キリンロング - 前の方に同じく、一気読みしたら昨日の夜から現在までかかりました!さ…審神者に…なり…た…(他界) (2019年4月24日 17時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - やっばい…面白すぎて1番最初からここまで読んじまった…!最高すぎ…る…(死亡) (2018年8月29日 1時) (レス) id: 0beaa7df7a (このIDを非表示/違反報告)
- 清光と安定を無下にする奴は今すぐ首を差し出せ。 (2018年7月16日 19時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
咲雨缶(プロフ) - 姫君★さん» かなりグダグダなので、そう言ってもらえると、とても嬉しいですw ありがとうございます! (2018年2月18日 3時) (レス) id: fece33fa52 (このIDを非表示/違反報告)
姫君★(プロフ) - 僕、結構この小説好きなので!頑張って下さい!次も楽しみにしてます!!!!!!! (2018年2月18日 0時) (レス) id: d4c750efe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲雨缶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hq/inmy/  
作成日時:2018年2月4日 19時

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