加州清光からの異常な愛【加州清光】

21話 ページ23

間に合って…！





粟田口の部屋に近づくにつれて、たくさんの声が聞こえてくる




何だ…何があったの…？




まさか…もう…







粟田口の部屋の前には、刀剣男士が集まっていた





貴｢な、何があったの…？｣





獅｢あ、主！
秋田と五虎退がこの部屋を開けてくれないんだよ｣




厚｢大将、夕食の時も2人いなかったけど、何か知ってるのか？｣





貴｢分かんない…
けど、ちょっと、皆退いてね｣







皆は私を通してくれて、秋田と五虎退を呼んだ





貴｢秋田、五虎退いるの？！｣





返事が帰って来ない





扉を開けようとしても、中から鍵がかかっているのか、開かない






貴｢獅子王、この扉壊して！｣




獅｢えぇっ？！｣





貴｢こうするしかないの！早く！｣





獅｢わ、分かった！｣





さすが太刀だ

足で１回蹴っただけで扉は破れた



と、同時に




嫌な予想は的中していた。





貴｢…！｣



獅｢…ひっ…｣





前｢…あ…？
何で…？｣





平｢秋田…？｣





扉の中には、死んでいるであろう秋田




それに目を背けて耳を塞いでいる五虎退





貴｢何が…あったの…？｣

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