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#2 ページ44

さとみside



「お邪魔します」


と入ったのに返事がない
部屋も暗いし。


いつもなら笑顔でこっちに来てくれるのに。



リビングのドアを開けると、端っこで体育座り?的なのをして顔を伏せていた莉犬。


声が詰まっている。
多分泣いてるのか。


「莉犬」
莉「!!さ、さとみくん、…



うわわぁぁん……!」

俺を見るなり、泣きながら抱きついていた莉犬は目が腫れて、赤くなっていた。


よっぽどの事なのか?


「どしたの?」
莉「お、俺ぇ、もう、…」



莉犬side

※回想



無事に買い物ができ、帰ろうと思うと

最悪。バス乗り遅れちゃった。
重いし、次のバス停まで歩こ。


そう思ったのがいけなかった。


ふと少し人通りの少ない大道路で声をかけられた。


「あの、莉犬さんですよね?」
莉「え、へぇ!?違います、よ?」
リスナー「絶対莉犬くんだ!
ライブ行き済みなので顔わかりますよ?」
莉「……」
リスナー2「実はお願いがあって。」
リ「さとみくんとの配信やめて貰えませんか?」
リ2「正直いって、莉犬くんは必要ないんです」
リ「配信ならさとみくんだけでも……、
いいですよね?1部のリスナーの願いですよ?」



やめて。

リ「正直、さとりーぬってなった時
喜べはしなかったから…」
リ2「さとみくんはイケボで面白いけど、
莉犬くんは……」


やめてよ。

莉「……い。……ぃ!」

リ「え?なんですか?」
リ2「文句ですか?」

莉「うるさいよ!!なんで、よ……」
リ「なんでって、莉犬くんは必要ないからです」


『必要ない』なんて…さ
やめてって言ってんじゃん。


リ2「早く無しにならないかなぁ〜」


いやだ。

リ「莉犬くん?」


いやだ。!

リ2「話を聞いてますかー?」


やだ!!!

莉「うるさいうるさいうるさい!!」

両腕に重くなったレジ袋を下げていた俺は、調整が出来なかったんだ。



ブーン バーン


リ「きゃぁぁぁああ!!!」




……え?


なんで倒れてるの。

頭から血、流してさ。


トラックの運転手さんが心配してて。

もう1人のリスナーの子が泣きながらその子に話しかけていて。

ま、さか。



俺がやったなんてことは無いよね?










救急車が来て、病院に入れられた。

幸運、命に別状はないらしい。
身体にも。
なんて奇跡。

リスナーの女の子はスヤスヤと眠っている。


リ2「……やらないのが絶対条件ですからね。

あと、脱退も。

じゃないと、…」
莉「……は、い。……」


もう、いやだ。

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設定タグ:歌い手 , すとぷり , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
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ひまぽよよん(プロフ) - AYA AYAさん» そうですかぁ……w (2019年6月6日 17時) (レス) id: 55e5f617c0 (このIDを非表示/違反報告)
AYA AYA(プロフ) - しーちゃんさん» そうなんですね!実はまた書こうと思ってるんです。内容は秘密ですけど。← (2019年6月6日 0時) (レス) id: 1e465f5902 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - ころちゃんの【あの夏が飽和する】聞いてから好きになったんですよ!(どうでもええ情報ww) 違うの書いてくれたら飛んできますww(?) (2019年6月3日 21時) (レス) id: d7e2af8772 (このIDを非表示/違反報告)
ひまぽよよん(プロフ) - AYA AYAさん» そうですかww (2019年6月2日 16時) (レス) id: 55e5f617c0 (このIDを非表示/違反報告)
AYA AYA(プロフ) - ひまぽよよんさん» いや!ダメですよw恥さらしですからw (2019年6月2日 16時) (レス) id: 1e465f5902 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AYA | 作成日時:2019年3月21日 18時

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