『弱々しい女の子』演じてます。【歌い手】【すとぷり】

#31#黒くなったら止まらなくなるのは私だけですか？ ページ33

貴方side



今、放課後。



あー、昼休みの呼びだし？



行ったよ。けど、何も言わなかった。



……私の勝ち。



※これは昼休みの時の回送です()


こ「ねえ、なんか僕達に言ってくれることないの？」
『ないです。』
ジ「じゃあ、なんか一発芸は？」


『ないです。』
こ「ジェルくんを突き破るとは…w


つかノリ悪るっ…」

る「ち、ちょっと！！ころちゃん！？」
『……当たり前じゃないですか！w

今更何聞いてるんです？w…ほんとに。』
奏「……あやの…。」


『……皆さん揃ってなんなんですか？

私に言いたいことがあるんですか？』



……シーン



『……ですよね。そうなりますよね。


じゃあ、私は場所違いだし、図書館でも行きますよ。


それじゃ。』




……誰かが私のことを呼んだんだけど、


少しだけ振り向いてしまった。



……絶望した時の嬉しさに、笑みが零れてしまいながら。



笑みした顔で振り向いてしまったんだ。


まあ、これも私ということで


ポジティブポジティブ！←



もう、廊下を歩いた時は笑みが止まらなかったよ。



皆のシーンとした顔。気まずそうな顔。







……楽し！w楽しいなぁ…w





…その顔が見たかったんだ！




少しでも私の癒しになってよ？



私に見てもらいたいなら、もっと私を笑顔にさせて？




…なんちゃって、怖かった？




違う違う！そんなつもりじゃないって！



でも、時々黒くなる時ない？




もうもう止まらなくてさ、



心の中の声はやばいよ？



でも、これだけはお願いします。





引かないでください。




梨「今日も、放課後ね。」
『今日は無理。残念ね。』
梨「……は？言うことが聞けないってわけ？」
『そう、よくお分かりじゃない。


……とにかく今日は無理。また明日の朝ね。』

梨「…調子乗ってんじゃねーよ？


お前なんかいつだって…」
ゆうな「りっちゃーん！！今日は？」
梨「今日はぁ、無理ぃー！(ぶりっ子風)だってさ」
ゆうな「えー！今日は遊びたかったのになぁ」
梨「まあまあw我慢することも大事！ね？」
ゆうな「うん！帰ろー！」


私が教室を出ていったあとも端で隠れて聞いていた。



……あんなぶりっ子じゃねーし。



それ、お前だろ。



もうほんとに疲れた。




なんでこれから行かなくちゃいけないの…。






と、何も考えず歩いてた私は不意に横から引っ張られた勢いに乗ってしまったんだ。




…そして私は、パニックになっちゃったよ。

#32#地味なストーリーにも急展開ぐらいはありますよ。→←#30#今日の「端」でもきつい。もういっそ、「壁」になりたい。

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