『弱々しい女の子』演じてます。【歌い手】【すとぷり】

#17#自問自答って初めてやったけど結構寂しいものなんだね。 ページ17

あやのside

私が唯一楽しんで生きていられる時間。
こんな楽しいことはある？なんて。

夢の中？生きているのかな？分からない。
今の私はどこにいるのか分からないけど、


嫌な予感がする……。何か嫌なこと。

辺りはモザイクのように濁っていて、その奥には
人影が。数人。

この人たちは多分通称『すとぷり』。
その横にいるのは多分宮野さん。と女子。

すとぷりはこちらに向かって歩いてくる。
宮野さんは離れていくような……



……嫌だ。来ないで。


ふっと周りを見てみると沢山の人が。
髪が長い。女子？

すとぷりが話しかけてくる。何を言ってるのか、

ザワザワとほかの女子が話している。絶対悪口。

来ないで。近づかないで。


……奏くん。



私は貴方だけ頼りにしてたのに。素顔まで見せて。
全部全部本性見せたのに。……


裏切られた。


……聞いた？


『引いて遠くから見ているだけ』ってさ。

もう何も残ってないや。何もかもどうでもよく思える。


あれ……？なんで……


なんでこんなに失った感じなんだろ……？
別に奏くんなんかいなくても……一緒だったはずなのに。



……ダメだ。またこんなことを考えてしまう。
ショックなんて感じたことすらないのに。


またやらかしてしまった。なんてこと。

いつもの集合場所に来てしまった。

……分かるよ、自分の気持ちぐらい。
辛いんだ。苦しいのか。

そうなのか……？自分。

聞いたってわからないくせに。

なんで自問自答してんの。ばかばかし。

心の声が少しばかり聞こえちゃった。

もう誰にも会いたくもない。声さえも


たまに思い返したい時ってあるよね。
だからノートは持ってきた。歌いたいな。

昨日作詞作曲した今日歌おうかな。
ご飯食べながら。一人で、ちょっと不気味とかは言わないでね？ホラーとか言うなよ。絶対！


『〜♪…〜〜♪ﾊﾟｸｯ……〜♪〜♪』

ﾓｸﾞﾓｸﾞ……さすがに食べながらはきついか…

？「……その歌…知ってるよ。」
『はい？……って麗明さんじゃないですか。
なんのようです？』
る「……こんにちはﾆｺｯ今日はお友達と一緒にご飯食べたいな〜なんて思ったんで。莉犬！」
莉「…はいっ！あやのちゃん？名前呼びでいいかな？よろしくねっ！ﾁｮｳｽﾏｲﾙ」
る「ちょっと莉犬っ……！」
『名前呼びとかやめてください。そういうの嫌なんで。
私がちょうど楽しく歌ってたのに……(ﾎﾞｿｯ』
莉「…。」
『あ、そういうの効きませんから。ﾆｺｯ』

ご了承を。

#18#嫌な時間を早く終わらすには了承するのが早い。→←#16#最強の私でも詰まる時は詰まる。

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