『弱々しい女の子』演じてます。【歌い手】【すとぷり】

#16#最強の私でも詰まる時は詰まる。 ページ16

あやのside

そんなこと思ってたの……？言ってよ。

今までの優しさは？全部嘘？


そんなことを考えていた私は……やばい。

今にも感情が抑えられなくなりそうになっている。

『そ、それほんと……？
……なんなの。全部嘘だったんじゃん。』

ゆうな「＿そうよ！！これが宮野くんの本音っ！」
梨々花「……wwwwww」「良かったじゃない。こんなこと聞けて、私たちに感謝しなさいよ？」

虐めな割には場所を選ばないタイプだな。
まあ私は傷つかないので。残念ね。

『……で？それで私が傷つくとも？』
モブ達「いいえ？そんなことないわよ？
もっと楽しいこと待ってるから楽しみにしててね！

ばいばぁーい！！さ！行こいこ宮野くんっ！」


バタバタと過ぎ去ってゆく人達。
私は一人静かに立ち尽くしていた。



帰り道。起きたことを思い返す。

何？なにあれ。別にいいんだけど。

奏くんまでいや、宮野さんまで協力してたの？

今までの会っていた時間は？

今までのクール差は？冷たさは？



全てが演技だったの？



マジか。そうなのか。ﾁｯ…

私はまた騙された。まただ。別にいいけど。


もういいや。このことは今は忘れよう。

やりたいことをやろう。このノートで。



家に帰り、早速取り掛かる。


これはね、1冊目は音符が書いてあるの。

2冊目は 詩が書いてある。そう。
分かったかな？


私は1人で作詞して1人で作曲してるの。
凄い程でもないけど。
今の気持ちをこのノートに込めて。
音も明るいのか暗いのか、ハッキリさせて。

今日はすごく書きたい気分。
この気持ちを。


早速書き出した。


＜mine'sワールド＞

私の前には 無限大に広がる世界
真っ白で何も無いな
ふと私は思う 『何かを付け足そう』


私が筆を持ち何かを描き出した


ここは私の世界
その人は不気味に笑う 『それが貴方の世界？』
他人の世界見みると 私と違う 色々な色が沢山


その時気が付いた

『私が思う世界にしてはいけないんだ』と


ここは貴方の世界

喜び、痛み、苦しみ、嬉しみ……

全てが聞こえるような気がする
助けを求めようと 私は助けないだろう


『可能性は無限大』
そんなこと言った人は誰？
私みたいに人に合わせる人だって
無限大と言えるの？


私が描きたいのは


私が見たい景色はどこにあるの？



…っと、少し夢中になり過ぎたな


これが私の書いた『詩』


時々書きたくなるの。


さあさあ、今の私はやる事がいっぱい。


早くやらなくちゃ。

#17#自問自答って初めてやったけど結構寂しいものなんだね。→←#15#楽しい展開なんて誰でも期待していること。でも、現実は違う。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す