鬼滅の刃の世界ですか？え？やばくね？［ 弐 ］

酷いよ！無視は辛い！ ページ9

蜘蛛出ませんように。蜘蛛出ませんように。蜘蛛が出ませんように！
全力でそう願いながら森の中を猛ダッシュする

『あー！！いたー！』

伊之助がでかい鬼に首を掴まれているところだった。
『あ』
伊之助を掴んでいたはずの腕が切り落とされた。
義勇さんとタイミング被ったかー…！
地面に打ち付けられる前に伊之助を抱っこした。

「水の呼吸 肆ノ型 打ち塩」

でたー！！うすしおだー！！←

鬼の体は一瞬にしてバラバラになった

苦戦した相手をいとも簡単に倒した義勇にキラキラとした目を向ける伊之助

そーっと、おろしてやった。
ボクに抱っこされた事はスルーなんだね。
伊之助のことだから、怒ると思ったけど義勇さんに夢中なんだね

「俺と戦え！半半羽織」
「…」
「あの十二鬼月にお前勝った！そのお前に俺が勝つ！そういう計算だ、そうすれば1番強いのは俺っていう寸法だ!!」
ババーンッと決めポーズぽいのをしながら言う伊之助。
「修行し直せ戯け者!! 今のは十二鬼月でも何でもない。そんなこともわからないのか」
そう聞いてわかってるわー！！っと叫ぶ伊之助だが、縄で縛られた

ってあ、僕することなくなっちゃったじゃん
あ、そうだ。義勇さんと行こう。
『義勇さーーん！お久しぶりですー！！』
「お前は……」
『あ！名前言ってませんでしたよね？彩恵Aです！Aって呼んでもらえると嬉しいです！』
「A。あの時のあいつか。」
そう言ってスタスタと森の奥に行こうとする
「ってオイ!!待てコラ!!A！解けよ!!」
『え、やだ。』
「己の怪我の程度もわからない奴は戦いに関わるな」
「なんでだよ!!子分は親分の言うことをしっかりきけぇ！！それに、聞こえねぇよ!!速ェんだよ歩くの!!」
『義勇さんー！待ってくださいよ！ボクもいきます！』
「Aが行ったところですることなど…」
『それがですね！あるんですよ！さぁ共に行きましょう！』
「な『さあ行きましょう！』
「……」
『あ、拗ねちゃいました？』
「……」
『拗ねちゃったんですね？』
「俺は拗ねてない。」
『…へぇ〜』
にやにやしながらそう言うと
真顔で殴りかかってきた…?!
『え、っちょ？！義勇さんそんなことするキャラだったんですか？！酷い！女の子に暴力ふるおうとするなんて！』
勿論痛いのは嫌なので振りかぶられた手をガシッと掴んで阻止したが。
「…」
また黙ってしまった。

『義勇さぁあん黙っちゃうのは悲しいですよおお!!』

…無視は辛い。酷いよ義勇さん。

分かっててもいざそうなると、辛いんだよ！立ち直り？早いよ？だってボクだもん…！→←ボクはバカ。え？みんな知ってるって？酷くない？

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