鬼滅の刃の世界ですか？え？やばくね？［ 弐 ］

わーっボクってば有名人☆ ページ5

なんでボクだけ連れてこられたのかな…まあ、でもかわいいこが見れたからいいや。
もー。うん。深く考えないでおこう
「かわいい？だいぶかわってるね。連れてきた理由は“あの方”が探してる人間の特徴にあてはまってたから。」
そう答える累。
『え？なんで答えれたの？心読めるの？すごくない？』
まさか、そんな血鬼術もあったの？
「は？口にでてたよ？馬鹿なんだね」
うわ、辛い…って！それよりも！
『えっ“あの方”って？！ちょっと!!ボクそんな探されてるの？！君も知ってるぐらいなの？！』
「やっぱり、お前であってるんだね。」
はっ!!しまったぁ!!
「“あの方”がボクにも言うくらいだから、殆どの鬼は知ってるんじゃないかな」
『へっ？なに？ボク有名人ー☆』
そう言うとコイツやばいだろみたいな視線を送られた。
…ん？翌々考えたら、ボクお命やばくね？
んんんん！
よし！にーげよ☆
クルッと反対方向に向かって走り出そうとするボク 。するとポタッと、肩の上で音がした。
見るとそこには蜘蛛がコンニチハっ…て……
『いーやァァァ!!!!やだ！やだ！どっか行ってぇ!!ちょ！とってとってとって！！』
「え？何？さっき逃げようとしてたよね？」
『ごめん！もう逃げないから！お願い!!お願いいい!!ボクは蜘蛛が大の苦手なんだよォ！』
「五月蝿い…」
そう言いながらスッと蜘蛛を取ってくれた。
ハァハァ肩で息をしながら「ｱﾘｶﾞﾄﾞｳﾞ…」とお礼を言った。
「ふうん。蜘蛛苦手なんだ。じゃあ僕も？ボクは鬼だけど蜘蛛っぽいでしょ？」
『ううん！君はイケボだし、かわいいし！いいよ！むしろ好きだ……って…!!イヤァァ!!蜘蛛を！蜘蛛を向けるなァ！やめろください！』
僕が一生懸命お願いすると
スっと蜘蛛を遠ざけながら
「…お前面白いね。名前は？」
と聞いてきた！
『彩恵A！君は？』
「累。Aね、いいよ。気に入った」
…へ？今なんと「Aなら僕の家族になってもいいよ。姉さんがいい？妹？それとも僕の恋人？」
『恋人?!何？聞き間違え？うん！そうだよね！どれがいいって、ボクは家族にはならな…わかった！なんでもいいよ！なんでもいいから！無言で蜘蛛を近づけてこないで？！』
「うーん。じゃあ何になってもらおうかな…。ま、考えるのは後でもいいや。僕は行くところができちゃったから、Aはここにいてね。ここ以外蜘蛛が凄く出るからね」
『り、了解です！』
じゃ、と言って糸の上を歩いて行ってしまった。

さて…ボクはこれからどうしよう！

累「なんなの？僕のキャラ崩壊しすぎじゃない？」→←伊之助「子分が攫われた!!」

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