クリスマスプレゼント。2 ページ6
…なんだか恥ずかしい。
「お、これは、」
「…スヌード、です！」
グレーで無地のシンプルなニットスヌード。
「寒いから、ちょうどいいかな、と思って…あ、でも太一くんの私服にはちょっと地味過ぎたかも…」
私の言葉を遮るように、突然立ち上がる太一くん。
「Aサン…！」
「は、はい！？」
「俺っち、俺っち…超嬉しいっす…！」
何故か目に薄ら涙を浮かべる彼。
「え！？な、なんで泣くの！？…まぁ、よく分からないけど、喜んでくれてよかった…！」
「早速着けるっス！」
太一くんはそう言うと、急いでスヌードを装着した。
…うん、もふもふしてるのが似合うな…
「太一くん、すごく似合ってる…！」
「えぇ！？ホントっスか！？」
他のみんなも口々に似合っているとの声。
よかった…
「うぅ……あったかいっス……それに、Aサンの匂いがするっス……！いい匂い……」
彼のこの一言で、何故か空気が凍りついた。
みんなの視線の先は…万里くん……？
あれ、万里くんの顔がとてつもなく不機嫌だ。
「え、えと、ずっと私の部屋に置いてたから、かなー？」
「うぉー、やっぱり！！」
はしゃいでいる太一くんに静かに近づく人物が1人。
「…おい、太一。」
「ば、万チャン…？」
…万里くん？なんかものすごく怒っている……？
「てめぇ、そろそろいい加減にしろ…」
ガシッと、太一くんの頭を掴む万里くん。
「ひ、ひぃぃ…っ！」
「全身お前の頭と同じ色に染めんぞコラ。」
お、恐ろしい…
「こらこら、やめような万里ー。」
臣さんがすかさず止めに入ってくれた。
「ば、万里くん！ちゃんと別に万里くんにもプレゼント用意してあるから…！」
「…あのなぁ、そういう問題じゃねぇんだよ…」
......................................................
(万里くん、なんでAちゃんのことになるとあんなに必死になるんだろう？)
(え！？つむつむ、セッツァーとAちんが付き合ってること知らないの！？)
(そ、そうなの！？)
fin
......................................................
明日もクリスマスのお話をアップします◎
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朔(プロフ) - Airpen1005さん» わーー！！温かいお言葉ありがとうございます…！頑張ります◎ (2017年12月22日 11時) (
レス) id: 4605dbc8c4 (このIDを非表示/違反報告)
Airpen1005(プロフ) - 続きがとても気になります！これからも頑張って下さい！ (2017年12月22日 1時) (レス) id: b9131b31e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年12月10日 22時
